プレミアリーグ

リバプールの中盤 残った椅子

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積極的な補強を進めているリバプール。
間違いなく、プレイヤーの層は厚くなった。

しかし、その分、いかにやり繰りをするか?という課題も併せ持っていると考えます。

こと中盤に関しては、激しいポジション争いが織りなされることでしょう。

ヨーロッパリーグや国内カップ戦があるとはいえ、プレイヤーとして最も強く目指すものは、何と言ってもプレミアリーグでのレギュラー確保。
そういった視点から、リバプールの中盤について、愚考してみたいと思います。

試合によって、オプションを用意する必要はあるし、コンディションによって修正を加えることも当然あることでしょう。

一方、ファーストチョイスとして、最強の形を用意しておくことも肝要。

激しいポジション争いが起きるであろう中盤ですが、冷静に考えてみると、かなり枠が制限されていると、私は考えています。

というのも、まず、ヘンダーソンとミルナーはレギュラー・先発として、間違いなく計算されているだろうということが一点。

さらに、コウチーニョもチームに欠かせない存在として、外すわけにはいかないことでしょう。

ここに加わると思われるのが、新戦力のフィルミーノです。
私としては、フィルミーノに関しては、開幕戦はチームとのフィット感を得る時間的制約もあり、ベンチスタートになる可能性が結構ある・・・と考えていますが、いずれ先発としての地位を確立することでしょう。

そうなると・・・・
中盤として起用できるのは、4人ないし5人。
残りの席は、あって一つしか空いていません。

ララーナの運動量、攻守にチャレンジする姿勢もぜひ活かしたいし、他にもアイブ、マルコヴィッチ、ルーカス、アレン、チャン・・・など、多くのタレントが、リバプールには在籍しています。

冷静に考えて、どうしてもサブ(ベンチ)にも入れないプレイヤーが出てくる。

こういった状況の中、いかにプレイヤー達の士気を下げず、上手くチームをまとめ上げていくか?が大切だし、言葉で言うほど、簡単な作業ではないと思います。

噂の段階では、リバプールは更に中盤の補強を期しているという説もあり、もしそれが事実なら、かなりの飽和状態の中で戦略を練っていくことになります。

ひとつの典型的な例として、昨シーズンのチェルシーを思い出してみると、まず絶対的な11人がいて、チームの軸は変えなかった。
さすがに疲労も蓄積したでしょうが、結果的にプレミアを制している。

チェルシーほど極端なやり方がいいとは言いませんが、成功事例の一つとして、検討してみる価値はあると思っています。

リバプールの中盤の話に戻りますと、ポジション争いは、相当激しいものになるだろうし、実際、かなり攻撃を重視した顔ぶれになりそうです。

4年目を迎えるブレンダン・ロジャーズ体制。
ずっと課題であったディフェンスの整備は、進歩を見せるのか?

その大きな鍵を握るものの一つが、中盤のチョイスにかかっていると言えそうです。

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