プレミアリーグ

ジョーダン・ヘンダーソンとジェイムズ・ミルナーの位置関係は今のままでいいのか?

jordan-henderson
プレミアリーグが開幕して、まだ2試合しか消化していない段階で、このような見解を述べるのは、時期尚早かもしれませんが、今後のことも考え、今感じていることを書いてみたいと思います。

それは、ジョーダン・ヘンダーソンとジェイムズ・ミルナーの起用法、いわゆる位置関係が、現状のままでよいのか?ということです。

どうも、2試合を観た限り、2人の良さが、十分に発揮されているとは思えない部分があるのです。

まだまだ、シーズンは長いし、ビッグマッチも、これから続々出てきます。
そんな状況下、チームの核となるヘンダーソンとミルナーが、より生きる道はないのか?について、私なりに考察してみたいと思う次第です。

まず、抑えておきたいのは、夏の補強もあり、リバプールには、2列目、あるいは1.5列目のタレントが豊富なこと。
彼等を起用したくなるのが、人情というものでしょう。

となると、必然的に、ヘンダーソンとミルナーを中盤の底気味に下げて起用することになる。

これまでの2試合を観ていると、ミルナーに関しては、ある程度自由にポジションにも変化を加え、攻撃参加をするシーンもありましたが、ヘンダーソンは?といえば、ディフェンシブな役割を忠実に果たしているような感があります。

もちろん、それも戦術のひとつとしてありかとは思いますが、リバプールの攻撃に厚みが不足しているのは、ヘンダーソンが前線に飛び出す動きが足りないからではないか?と、私としては愚考しています。

ヘンダーソンが、前線のプレイヤーを追い越して、相手ボックスの中へと飛び込んで行く動きがないと、どうしても攻撃面で、ここぞ!というとき、人数が足りないシーンが多いように思えるのです。

liverpool-james-milner-goal-adelaide-united_3327478

私が思うには、ヘンダーソンに関しては、もっと高い位置で、攻撃にも参加できる自由度を与えてあげたほうがいいかと。

となると、ディフェンシブ・ミッドフィールダーに、誰か一人を置く・・・という形になるのですが、その役割をエムレ・チャンに任せるのか?
それとも新戦力を補強するのか?

いろいろ考えてみると、ヘンダーソンとミルナーを中盤の底気味で、横に並べて起用する方法は、ディフェンス面では、ある程度効果を発揮するかもしれませんが、オフェンスとしては、ダイナミズムを削いでいるような気がするのです。

ボーンマス戦では、ベンテケの1点を守り切った形でしたが、今後、自力の高いチームと戦うとき、攻めの分厚さが不足する。
そんな風に思う次第です。

攻撃的プレイヤーを多く補強した中、なかなか難しい決断かとは思いますが、今のままのフォーメーションでは、ヘンダーソンもミルナーも存分には生きてこない。
そんなことを感じたところであります。

-プレミアリーグ
-