UEFAはフェライニを処分せず ヒルズボロとミュンヘンの悲劇を思い出してみる

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英国メディアの報道を見る限り、UEFAはマンチェスター・ユナイテッドのフェライニに処分を課さないことを決めたようです。

フェライニのプレイが問題視されていたのは、ヨーロッパリーグ、対リバプール戦において、試合中にエムレ・チャンにエルボーをくらわしたこと。

しっかり映像も残っていましたが、お咎めなしという結論に達したとか・・・。

リバプールファンとしては、かつてラザル・マルコヴィッチが腕を振り上げただけでレッドをもらったことが記憶にあるし、納得できるものではないと思います。

ただ、私としては、フェライニの行為よりも、ヒルズボロの悲劇を中傷するチャントを歌ったマンチェスター・ユナイテッドファンの行為のほうが、むしろ非紳士的行為の最たるもののように思えます。

マンチェスター・ユナイテッドファンでも良識的な人はいることでしょう。

しかし、リバプールが毎年のように大切に追悼を繰り返しているフットボール史に残る悲劇は、すべてのクラブが教訓として共有してきたはずです。

それをネタにするという神経は、到底受け容れ難いものかと思います。

リバプールは、マンチェスター・ユナイテッドにとっての一大惨事であったミュンヘンの悲劇の日には、哀悼の意を捧げてきました。

それが、スポーツというものではないでしょうか。

現地で実戦を観戦すれば、確かに熱くもなります。
しかし、踏み込んではいけない大切なものがあると思うのです。

今回のことは、何事もなかっただけでは済まされない事態だと、私は考えています。

ヒルズボロの悲劇は、リバプールだけにとどまらず、フットボールを愛する世界中の人々にとって重要な日であり、教訓とするべきもの。

もし、マンチェスター・ユナイテッドファンにも良心があるならば、この件はしっかりとした声明を出すなど、区切りをつけるべきだと、私は考えます。

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