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リバプールがロベルト・フィルミーノのトレードを検討しているという報道の違和感

Roberto Firmino


ボビーの愛称で親しまれ、コップから愛されているロベルト・フィルミーノ。
ここへ来て、エコー他のメディアが、いくつか取り上げている記事を目にするようになりました。
それは、リバプールがロベルト・フィルミーノをトレード要員にすることを検討しているという趣旨のものです。

ロベルト・フィルミーノの処遇に関しては、リバプールファンの中にあっても、いろいろなご意見があることと思います。
そんな中ですが、私は、今浮上している噂について違和感を覚えていることを書きたいと考えています。

まず、噂されている内容、骨子ですが、リバプールとバルセロナが、ロベルト・フィルミーノとメンフィス・デパイを交換する方向に動くのではないかというもの。
はじめに申し上げておくと、私はメンフィス・デパイについて、貶める気持ちはまったくなく、その実績を讃えるものです。
ただ、それでもボビーとメンフィス・デパイをトレードするという意味が分からないのです。

エコーなどが取り上げている情報の元は、どうもブラジルからのもののようです。
リバプールは、ダルウィン・ヌニェスを獲得しており、ディオゴ・ジョタもいることから、ロベルト・フィルミーノの出場機会は減少するものと思われる。
そういった内容でもあります。

そうでしょうか?

私が思うには、まだまだリバプールにはボビーの存在は必要だろうと。
ボビーは、ある意味モダンな9番であり、ゴール前をあえてあけて、ポジションを下げたり、サイドに出たりという動きを繰り返すタイプです。
中には、9番はゴール前をあけるべきではない!という考えを唱える人々もいますが。
ただ、リバプールの場合には、両ワイドがセンターまで入って来ますからね。
それどころか、時には左サイドバックのアンディ・ロバートソンが、トップまで出て来るシーンさえあります。

また、ボビーの場合には、傑出したファースト・ディフェンダーでもあります。
ゴールキーパーからのパスコースを消す動きは勿論、低い位置でも相手にプレッシャーをかけ続けることが出来る。
こんな9番は、そうはいるものではありません。

次に、ダルウィン・ヌニェスとの両立も不可能ではないと私は考えています。
現実に、ダルウィン・ヌニェスとボビーが一緒にピッチに送り出されることもありますし。
ダルウィン・ヌニェスとボビーでは、まったくタイプが異なるわけですから、あとは起用法の問題であり、試合、試合におけるフォーメーション上の考え方だと思うのです。

ただ、これだけは言えると思うのは、こういうゴシップが出て来るのも、リバプールとボビーとの契約が満了に近づいているからですね。
契約を延長する場合、どれくらいの期間にするのか?
そこは、よくよく話し合う必要があると思いますが、今出ている報道に関しては、私はとても違和感を覚えています。
実績だけではなく、これからも、まだまだボビーは必要だと思う私でした。
それが多数なのか?は、分かりませんが、こんな9番はいないと申し上げたいですね。

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