プレミアリーグ 試合日程・結果

昨シーズンのメンバーを主体とした布陣で連敗を止めたリバプール(プレミアリーグ第10節)

先ほど、アンフィールドで行われたプレミアリーグ第10節、リバプール対アストン・ヴィラ戦が終了しました。
連敗中のリバプールは、何とか巻き返したい試合であり、この試合でのポイントは、昨シーズンからやっていた選手を主体にしたメンバーでチームを構築したことだと思います。

試合結果:2-0でリバプールが勝利
スコアラー:45+1分 モハメド・サラー、58分 ライアン・フラーフェンベルフ

アルネ・スロットが、自分の色を強く出したチームづくりをしようとする中で結果が出ない。
そんなとき、あの強かった頃、具体的にはスロットがリバプールへ来た頃のようなやり方を用いるのは、ひとつの妙策だと私は思っていました。

エキティケ以外は既存戦力

スタメンを務めた選手の顔ぶれを見ると、ゴールキーパーのギオルギ・ママルダシュビリを除けば、トップに入ったウーゴ・エキティケ以外は昨シーズン以前からリバプールにいたメンバーであり、選手交代をするにしても、今日は多くを代えず、あくまで既存戦力での試合を試していたように思います。
それだけ結果が欲しかったということではないかと私は推察しています。

最優先事項はディフェンスの改善だった

点を取らなければ勝ちはないスポーツがフットボールですが、今日のリバプールに与えられていた命題はディフェンスだったと私は考えています。
ディフェンスが安定してしっかりしない限り、質の高い攻撃を生むことはできませんし。
ディフェンスが崩れてしまうシーンが出てくると、チーム全体の士気も落ちるものですね。

そういった意味で、今日のリバプールはアストン・ヴィラを相手に無失点に抑えており、クリーンシート達成は非常にポジティブだったと思います。
アンディ・ロバートソン、ファン・ダイク、イブラヒマ・コナテ、コナー・ブラッドリーによる最終ラインでしたが、落ち着いていたし、しっかりとディフェンスができていたのは久しぶりでしょうか。

連敗から脱したリバプール:試合結果

リバプール対アストン・ヴィラ戦の試合結果ですが、2-0のクリーンシートでリバプールが勝利!
アンフィールドで連敗をストップさせました。
試合内容も悪くなかったし、スコアは2-0でしたが、私が思うには今シーズンの試合で最も質の良いゲームになったのではないかと。
そこもやはり、選考メンバーにリバプールで経験値がある選手をメインにしたことが功を奏したと言えそうです。

得点経過

43分のこと、実はリバプールの先制ゴールが決まったかに見えました。
ウーゴ・エキティケのヘッドでしたが、VARが介入してオフサイド。
あれはオフサイドでしたが、ドミニク・ソボスライの長目のクロスがエキティケにドンピシャと合っており、ゴールは取り消しになりましたが、非常に良い感触は得たと思います。

ゴールが取り消された直後に先制点が来たことも大きく、45+1分にモハメド・サラーがゲット!
アストン・ヴィラのゴールキーパーがパスをしたところそれがずれ、高めの位置に残っていたサラーが右足でゴールを決めたものでした。

リバプールの追加点は58分に生まれ、決めたのはライアン・フラーフェンベルフ。
見事な左足によるミドルでした。
フラーフェンベルフは、終始体がキレており、コンディションが高まったことは一目瞭然でした。
怪我により欠場したことで、むしろ良い状態に戻せたことは明るい兆しですね。

老獪さを見せたマクアリスター

連敗中のリバプールは、自信を失っている選手がいる?
そうも思えたわけですが、ネガティブな結果が続いている中でも熱量高くピッチに立てていたのはファン・ダイクだったと私は思っています。
それは、アンディ・ロバートソンにもあった。

他のメンバーにもそれが欲しかったのですが、アストン・ヴィラ戦ではアレクシス・マクアリスターが、ある意味老獪なことをしており、勝つためのメンタリティーを見せてくれました。
マクアリスターは、まだコンディションを向上させている過程ですが、以前よりは良くなって来たと思うし、これも光明ですね。

アストン・ヴィラのコーナーキック時、守るゴール前で揉み合うマクアリスター。
喉に相手の手が入って倒れたり、いろいろ小競り合いが起こった中でも、相手にとっては嫌らしいほどの老獪さで体をぶつけあっており、そこに勝利への執念を私は見ました。

交代枠も1であり既存戦力をメインに限られた新戦力を使った

既に取り上げたように、リバプールの勝利には思い切って昨シーズンまでいた選手を使ったことが功を奏したと思います。
そんな中、ゴールキーパーのギオルギ・ママルダシュビリは別として、スタメンで起用された新戦力はウーゴ・エキティケただ一人。
そのエキティケが77分にピッチをさがる際投入されたのがフロリアン・ヴィルツ。
新戦力から新戦力へのバトンタッチでした。
このように、波に乗れるまでは、新戦力の起用法を工夫していくこともありだろうなと私は思っています。

レアル・マドリード戦、マンチェスター・シティ戦を前に光明が見えた

今後、リバプールはチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦があり、続けてプレミアリーグのマンチェスター・シティ戦です。
この両者との対戦を前に戦えることを思い出し、勝利という結果を出したことは、決して小さな出来事ではないと思います。

何より選手の自信につながってほしいですね。
これから続くビッグマッチ。
暗い雲に覆われていたレッズでしたが、前向きな気持ちでレアル・マドリード戦、マンチェスター・シティ戦に臨めそうです。
リバプール、久しぶりの勝利でした。

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Toru Yoda

ただの埼玉の隠居です

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