
7歳の頃、リバプールのアカデミーに加わり、成長を果たして来たタイラー・モートン。
将来を期待されるも本年(2025年)8月には、フランスのリヨンへと移籍して行きました。
私はといえば、正直寂しかったですが、この移籍がタイラー・モートンにとって幸せなものになるならば!という気持ちであったことも事実です。
そのモートンに、早くもプレミアリーグのクラブが関心を示しているといいます。
モートンを高く評価していたシャビ・アロンソ監督
シャビ・アロンソといえば、改めてご紹介するまでもなくリバプールのレジェンドです。
そのシャビ・アロンソが、レヴァークーゼンの監督時代に、実際にモートンへオファーをしていたといいます。
モートンを非常に高く評価していたそうで、当時のことをモートン自身がSportBibleに明かしています。
シャビ・アロンソ監督がモートンへ電話をしていた
シャビ・アロンソ監督からの誘いがあった当時のことを次のようにモートンは語っています。
あの時の僕は、仲間と一緒にゴルフコースにいたんだ。
そこへエージェント(代理人)から「もうすぐシャビ・アロンソから電話が行くよ」というメッセージが届いてね。移籍の話は聞いていたけど、リバプールを離れることはないと言われていたから、あまり深い話はしなかったね。
シャビは、僕のことをどれほど高く評価しているかを伝えてくれたよ。
彼等は僕を欲しがっていた。その夏でのレヴァークーゼンの動きは、遅い段階でのものだった。
僕は監督(アルネ・スロット)とも話をし、リバプールは僕に残ってほしいということを言われたんだよ。
エージェントとも話をして、僕達としては移籍の話を進めたかったけど、それは難しい状況だった。

試合に出たいのならば自分から動くしかなかった
リバプールとしては、モートンをキープしておきたかった。
しかし、出場機会を得られないモートンは、新天地を求め、希望していた。
当時、リバプールからは、出すことはできないと言われていたよ。
そのことを納得はしていたけど、もし自分が試合に出たいのなら、やはり自分から強く働きかけなければいけなかったんだ。監督に頼んだよ。
彼は、君を手元に置いておくつもりだと言った。
その彼の考えが変わることはなかったんだ。
プレシーズン終了後に出た移籍許可
スロット監督は、中盤の層が必要だと判断しており、U-21イングランド代表でもあるモートンは残留することに。
1月の段階では肩の怪我を負い、シーズン途中での移籍は道を閉ざされました。
その後、本年8月の初めにチームがアジアでのプレシーズンツアーから戻ってきた後、そこでようやく退団の許可がおりたという経緯だそうです。
このへんのことについては、リバプールの地元誌であるエコーも伝えています。

モートンが必要としていたのは出場機会だった
リバプールのアカデミーで育ち、深い愛情をクラブに持っていたモートンでしたが、プロであれば出番を必要とするのも当然ですね。
スロット体制となったリバプールにあって、モートンはトップチームで5試合の起用をされていますが、それはいずれもカップ戦でした。
選手とすれば、トップチームでプレーをするならば、やはりプレミアリーグがないと厳しいことも事実でありましょう。
リヨン移籍間近でも関心を集めるモートンの才能
フランスのリヨンへ移ったモートンは、現地で幸せに過ごしているようです。
ファンとしては、それが一番嬉しいですね。
一方、以前から言われていることですが、リヨンはクラブ財政が非常に厳しく、獲得したばかりのモートンであっても、良いオファーがあれば放出を厭わないと。
複数以上のクラブからモートンへの関心が寄せられていると見られ、エコーなどによれば、特に注目されている動きは、クリスタルパレスからの熱視線だといいます。

モートンは再びプレミアリーグでプレーをするのか
今後、モートンの去就がどうなるかは見ていく必要がありますが、リヨンの財政面を考えると、絶対に移籍はないとは断言できないようです。
クリスタルパレスに加入することがあれば、またそれはそれでニュースになることでしょう。
ちなみに、リバプールがモートンをリヨンに出す際、売却条項が契約に含まれており、モートンがクリスタルパレスに移籍をした場合、リバプールに幾ばくかの資金が入るといいます。
いろいろ動きがあるようですが、私としては、特にアカデミーで育ったヤング・レッズ達には、常に応援の目を向けていきたいと思っています。
モートンの幸せを祈るばかりです。
