マンチェスター・ユナイテッド戦でのレッドカード。
スティーブン・ジェラードにとっては、「痛恨」という言葉では表せないものだったことと思います。
その後3試合の出場停止があけ、ウェンブリーでのFAカップ準決勝では出場可能となります。
ただ、メディアやジャーナリスト達が意見しているのは、「ブレンダン・ロジャーズはジェラードを起用すべきか否かというジレンマに陥る」ということ。
要するに、今のキャプテンをピッチに立たせて大丈夫なのか?という危惧に遭遇しているということでしょう。
中にははっきりと、「ルーカス・レイバやジョー・アレンがいるのだからジェラードを使うべきではない」と主張する向きもあります。
この件について、あのジェイミー・キャラガーが意見を述べていますので、ちょっとだけご紹介します。
(JC)
私は、スタートからジェラードを起用すべきだと思うよ。
ユナイテッド戦で起こったことも考えてね。
あの試合は大きかった。
何人かのプレイヤー達は、ファーストハーフから固くなっていたね。
大観衆の前でのウェンブリーでの試合は、まったく同じものだよ。
監督は、ユナイテッド戦のファーストハーフで何が起こったのか?を覚えているはずさ。
もちろん、スティービーの状態をトレーニングでよく見る必要はあるけどね。
どれだけフィットしているかだ。ここ数試合、出場していないからね。
キャラガーが言うように、ユナイテッド戦のファーストハーフは、まるで金縛りにあったかのようなチーム・パフォーマンスでした。
セカンドハーフで10人になってからのほうが、むしろよかった。
キャラガーが言いたいのは、ユナイテッド戦のような大きな試合では、プレイヤー達を落ち着かせ、まとめる存在が不可欠だったということでありましょう。
そして、ウェンブリーの試合も同様だ・・・・と。
フットボールは、技術だけでは勝てない試合というのがシーズン中に何回かはあると思います。
ウェンブリー。
この特殊な状況の中で、本来のチーム力を発揮させるためには、チームの柱が必要なのだ!
キャラガーは、そう言いたいのではないでしょうか。