ロベルト・フィルミーノがリバプールから旅立って行く。
最初にその話を聞いたときは、表現し難い思いが溢れて来ました。
ただ、辿り着くのは、ただただボビーへの感謝。
本当に素晴らしい時間をボビーにはプレゼントしてもらいました。
ボビーとの思い出は、筆舌に尽くし難し。
とにかく、愛された選手でした。
ボビーとの時間が限られている中、私は「ボビーとの11週間」というものを書き始めました。
11週間ということに、大きな意味はないのですが、ボビーがリバプールにやって来たときに身につけていた背番号が11だったから。
ほんと、ボビーには、どれだけの感謝を言っても足りません。
エレガントでいて、ハードワークもし、黒子の役回りも果たしてくれた。
高いテクニックを持ちながら、ディフェンスなど泥くさい仕事も全力でこなしてくれるのですから、やっぱり感謝なのです。
ただ、私は思うのです。
ボビーは、まだリバプールの選手だと。
とにかく今は、今日のアンフィールドに集中しましょう。
その一挙手一投足を目に焼き付けたい。
リバプールがタイトルを狙えるようになって来たとき、ユルゲン・クロップが理想とするフットボールを具現するためには、ボビーは絶対に欠かせない存在でした。
プレイ面が素晴らしいことは言うまでもなく、チームメイト達に安心感を与える存在であったようにも思います。
かつて、サディオ・マネとモハメド・サラーが険悪な状況になりそうになったときにも、彼等の間にはボビーがいました。
いろいろなことが思い出されます。
例えば、トッテナム戦で目を痛めたこともそうです。
あの時ボビーは、失明の恐怖を抱いていたと後日明かしていました。
それを眼帯パフォーマンスでゴールセレブレーションにしてしまうのですから、ボビーの茶目っ気も愛される理由。
今日は、アンフィールドでボビーの姿を見られる機会がありそうです。
大きく目を開いて、その雄姿を心に刻みたいと思います。
ありがとう!ボビー!