長い歴史をもつヨーロッパのフットボール。
とりわけ、その母国とされるイングランドのフットボール史には、栄光と影がありました。
今から32年前の今日、1985年5月29日には、「ヘイゼルの悲劇」と呼ばれる出来事が起こっています。
ベルギーのヘイゼルスタジアムで開催された試合が、リバプール対ユベントス戦。
UEFAチャンピオンズカップの決勝戦でした。
この試合において、両チームのサポーター間に混乱が起き、39人の尊い命が犠牲となっています。
負傷者は400人を超えるとも言われている事件に発展してしまったわけですが、クラブもサポーターも、これを教訓として、今を築いてきたとも言えると思います。
長きに渡る伝統をもつクラブには、歓喜もあれば失意もあり。
ただ、犠牲になられた方々のためにも、誰もが安心して観戦できる環境を整えることが必要だし、そのことに気づかせてくれたのも、ヘイゼルの悲劇だったと思います。
この日にあたり、LFCも公式に追悼のメッセージを発しています。
私も今日は、心から哀悼の意を表したいと思います。
RIP - You'll Never Walk Alone
フットボールが永く愛され続けるスポーツであることを祈っています。