64年前の今日、1958年2月6日。
世界中に衝撃が奔り、フットボール界は深い悲しみに包まれました。
この日は、ミュンヘンの悲劇と呼ばれる事故が起こった日に当たります。
まずここに、心からの哀悼の意を表します。
ミュンヘンの悲劇とは、マンチェスター・ユナイテッドのメンバー達を乗せた飛行機が離陸時のトラブルによりミュンヘン(西ドイツ)のリーム空港で事故を起こしたものです。
多くの死傷者を出したこの事故において、マンチェスター・ユナイテッドのプレイヤーでは8人が帰らぬ人となっています。
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであり、イングランド代表の象徴、その1人でもある、あのボビー・チャールトンさんも同乗していたことで知られます。
リバプールとマンチェスター・ユナイテッドは、長きにわたり強いライバル関係にありますが、ミュンヘンの悲劇が起こったこの日には、LFCは毎年追悼のメッセージを発しています。
この日は、例えライバルであってもそれは度外視され、いや、ライバルだからこそ余計に哀悼を意を表する必要があるのかもしれません。
長い歴史をもつイングランドのフットボールですから、悲劇と呼ばれるものもあります。
リバプールでいえば、ヒルズボロの悲劇が有名ですね。
バーゼルの悲劇と呼ばれるものもありました。
どのクラブ、どのチームを好きになり、応援するかは、その人それぞれの自由です。
ただ、どんなに強いライバル関係にあっても、リスペクトは忘れたくありませんね。
それを忘れたならば、イングランドのフットボールは成り立たない。
代々語り継がれる名シーンもあれば、深い悲しみもある。
選手生命を絶たれ、道半ばで逝ったマンチェスターのアイドル達に、心からの拍手を送ると共に、ご冥福をお祈りします。
どうぞ安らかに。