ユーロ、ベスト16の戦い。
イングランドの対戦相手はアイスランドでした。
これまで再三書いてきたように、大国対小国の対戦です。
結果は、1-2でイングランドの敗戦。
イングランドのユーロが終わりました。
一般的には、イングランドが勝つだろうと思われていた試合だと思います。
しかし、私としては、アイスランドは侮れないと再三書いてきましたし、イングランドとアイスランドが勝利する確率は6対4くらいだと予想していました。
この敗退の詳細な分析は、改めて書きたいと思いますが、スター軍団イングランドに対して、アイスランドは、イレブンが攻守ともに一丸となり、ファン、国民も一体となった試合をしたと思います。
チーム全員で攻撃も守備も全力を尽くすのだ!という気持ちが伝わってきました。
リバプールから出場したのは、ダニエル・スタリッジ一人というのが事実です。
スタリッジは、試合時間のほぼすべてを、ほとんど右サイドに張ってのプレイとなりました。
スタリッジ個人の躯の切れはよかったと思うし、コンディションも良さそうに思えました。
試合展開としては、キックオフ直後3分に、スタリッジが右からあげたクロスをペナルティーエリア内で、ラヒーム・スターリングがおさめようとしたところでゴールキーパーと交錯。
これがPKと判断され、イングランドは僅か3分で先制します。
本来なら、これで試合を決めなければならかなった。
しかしアイスランドは、その直後に同点ゴールを決め、18分には逆転ゴールを決めています。
この試合における意見は、さまざまにあると思いますが、いくつか私なりにピックアップすれば、なぜラヒーム・スターリングが先発だったのか?
ハリー・ケインが、ゴールを決めきれない中、劣勢にあって、なぜスタリッジをもっと中に入れ、ポジションチェンジを行わなかったのか?
セカンドハーフ早々に、ダイヤーに代えて投入するのが、なぜウィルシャーだったのか?
試合終盤にルーニーをさげるのはいいにしても、この追い込まれた状況で、なぜ投入されるのが、ラッシュフォードだったのか?
疑問は尽きません。
また、ルーニーは、チームの中心であり、起用することを批判はしませんが、今大会は総じて、ルーニーが生きるポジションで、プレイをさせてもらっていなかったと思います。
あの位置で、ルーニーにプレイをさせるならば、ジョーダン・ヘンダーソンかジェイムズ・ミルナーのほうがよかったのではないか?
リバプール贔屓だから、そう思ってしまうだけでしょうか?
アイスランドは、いいチームでした。
しかし、イングランドは勝てたはず。
私は、この結果を大番狂わせとは言いません。
アイスランドが勝つ可能性は、結構あったと思っているからです。
最後に、ビハインドでラッシュをかけるなら、なぜに、スタリッジとヴァーディを中央に並べなかったのか?
疑問は尽きません。
明らかなのは、ロイ・ホジソンのイングランドは終わったということですね。
それにしても、ジョーダン・ヘンダーソンとジェイムズ・ミルナーは、何のためにユーロヘ行って、貴重な時間を使ってしまったのでしょうか。