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ダミアン・コモリ 「私が解任された理由はジョーダン・ヘンダーソンを獲得したこと」


偉大なるレジェンド、スティーブン・ジェラードの後継者として、リバプールのキャプテンとなり、ついにイングランド代表のキャプテンをも務めたジョーダン・ヘンダーソン。
このタイミングで、かつてリバプールにおいてディレクターとして仕事をしていたダミアン・コモリが、自らがFSGから解任された理由について発言しています。
その一番の理由は、ジョーダン・ヘンダーソンを獲得したことだったと、コモリは述懐しています。

補強部門の責任者としてリバプールのディレクターを務めていたコモリが解任されたのは2012年4月のこと。
その理由について、コモリが語ったことをエコーが報じています。

ここでは、その一部について骨子という形でご紹介をしてみたいと思います。

(DC)
私が解任された大きな理由のひとつはジョーダン・ヘンダーソンのことだよ。
ある日、私は「ジョーダンの獲得という大きなミスを犯した」と言われたんだ。
金の無駄遣いだとね。

誰にも自分の意見を主張する権利はある。
しかし私は、適切な金額だと思っていたんだ。

彼は、若手のイングランド人プレイヤーだった。
私達は、英国系のプレイヤーが、頻繁に過大評価をされがちなことも分かっていたよ。

だが、私達は彼の獲得に際して、歓んで金額を支払ったよ。
なぜなら、彼は優れたプレイヤーになるだろう!と、思っていたからね。

私としては、公に発言をしたことはないが、彼は将来のキャプテンになると確信していたんだ。
今ならば、それを言うことは簡単なことだね。
だが私は、当時から彼こそがリバプールのキャプテンになると信じていたよ。

そして今や彼は、イングランドのキャプテンにもなった。
私達は、彼の人格を知っていたし、リーダーの資質を持っていることが分かっていたよ。
彼が、フットボールに全力を注ごうとする情熱を持っていることもね。
それに彼は、日々改善に努めようとするプレイヤーだということも分かっていた。

彼の身体能力、フィットネスは信じ難いほどのものだった。
私達は、プレミアリーグで実に多くのミッドフィールダーを見てきたが、彼の能力と可能性は、私の目を引き付けたし、驚かされたものだったよ。

ヘンドがリバプールへやって来た頃は、思うような活躍が出来ず、ブレンダン・ロジャーズが監督としてやって来たシーズンには、一時期放出候補とも言われていましたね。
それを自らの努力で跳ね返したヘンド。

コモリとすれば、ヘンドには、そもそもそういった資質があったのだ!と、今主張もしたくなったのでしょう。

リバプールがサンダーランドからヘンドを獲得した際に支払った移籍金は、£16mだとも言われています。
コモリにはコモリの言い分があると思いますが、戦力外に近い扱いを受けながら、ある日スティーブン・ジェラードの後継者となり、いまやイングランド・キャプテンのアームバンドをつけるまでに至ったヘンドの物語は、多くのプレイヤーに勇気を与えるのではないでしょうか。

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