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高まるダニエル・スタリッジへの批判 今夏の放出論に思うこと


2017年に入ってから、もう少し正確に言うと、あのマンチェスター・シティとのビッグマッチに勝利して以降のリバプールは精彩を欠いており、チームとしてのコンディションが落ちているのは事実だと思います。
調子が悪いときには、批判の声も上がるものですが、特に矢面になっている感があるのが、ダニエル・スタリッジ。
たしかに、SAS時代のシャープさと決定率を思えば、往年の凄さは見られないかもしれませんが、最近の不調をダニエル・スタリッジだけに被せるのは、ちょっと気の毒だとも思うところです。

ただ、現実問題として、多方面からダニエル・スタリッジに批判の声があがってはおり、メディアによっては、この夏には放出と報じているところもあります。

Mirrorあたりは、もうユルゲン・クロップも忍耐の限界が来た・・・という趣旨の論調で記事を展開している状況でもあります。

ダニエル・スタリッジというプレイヤーの個における能力が衰えたのか?
それとも、今のリバプールがやろうとしているスタイルにフィットしないのか?
そこは、しっかりと且つ冷静に見る必要はあると、私は思っております。

Mirrorは、ダニエル・スタリッジは、この夏にはリバプールから出されると報じ、その後釜として、まずピエール・エメリク・オバメヤン(ドルトムント)の名前をあげています。
ただ、オバメヤンに関しては、レアル・マドリードなども狙っているとされており、その移籍金は£70mとする説もあるようです。

そこで同誌は、イニャキ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ)の名前もあげておりました。

イニャキ・ウィリアムズに関しては、昨年あたりからリバプールが狙っていると噂になったこともありましたが、ダニエル・スタリッジの件については、少し冷静に考えていったほうが良いように感じます。

今は、チーム状態が非常によくない時期であり、そういう時の空気で、特定のプレイヤーの処遇を断じてしまうのは、ちょっと性急かな?とも思う次第です。

とはいえ、ダニエル・スタリッジとしても、年齢を重ねると共に、自身のプレイスタイルに工夫を加えていくことも必要かと思います。
これからしばらくリバプールは、攻撃面においては、フィリペ・コウチーニョ、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネそしてアダム・ララーナを軸としてチームを構築していくことでしょう。

ダニエル・スタリッジが再び輝けるかは、彼等との連携の中で生きられるプレイスタイルを確立していくことかな?と・・・。
それは、年齢という人間として避けられない変化を受け容れ、今の自分にベストなスタイルを見つけるというダニエル・スタリッジというストライカー個における課題でもあるように思います。

ダニエル・スタリッジにとっては、いずれにしても一つの転機が訪れているのかもしれません。
イングランド代表でのワールドカップのこともあるし、良い道標が見つかればいいですね。

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