４－１のクリーンシートで完勝を果たしたレッドスター戦ですが、この試合でのマン・オブ・ザ・マッチには、ファビーニョが選出されました。
リバプールへやって来て以来、出場機会に恵まれなかったファビーニョにとって、嬉しい、嬉しい授賞になると思います。
ファビーニョは、全体の３９パーセントに当たる支持を得ており、モハメド・サラーやシェルダン・シャキリなどを抑えての選出でした。
ここには、リバプールファンの気持ちも多少入っていたかもしれません。
ある意味、ファビーニョにとって、これが本格的なリバプールデビューだと言ってよさそうです。
おそらく、完全にリバプールのスタイルを会得するまでには、まだ多少の時間はかかるのかもしれません。
しかし、それでもファビーニョは、リバプールらしさを具現しようとする意識を持っていたように見えます。
相手に渡ったボールを奪いにいく執念も見せてくれたし、そういった姿が、リバプールファンの心に響いたのかもしれませんね。
ブラジル代表でもありますので、テクニックに優れていることは言うまでもありませんが、ファビーニョが出すパスは、受け手にとって優しいなという印象を私は受けました。
リバプールの大きな特徴のひとつは、攻守の切り替え、その速さだと思います。
あるいは静から動へとスイッチが入ったときの怒涛の攻撃。
こういったことは、実戦でなければ、なかなか身につけるのは難しい部分もあるのではないでしょうか。
今回のレッドスター戦で、９０分間のフル出場を果たしたことは、ファビーニョにとって、大きな意味を持ってくるように思います。
これからの飛躍、活躍を祈って。
重ねて、おめでとう！と、言いたいと思います。