プレミアリーグ第7節のシェフィールド・ユナイテッド対リバプール戦。
リバプールにとっては、悪天候もあいまって苦しい試合となりました。
それでも今のリバプールは、勝ち点3を持ち帰ることができる。
この試合では、虎の子となった1点を叩き出したジョルジニオ・ワイナルドゥムのシュートが値千金でした。
ジョルジニオ・ワイナルドゥムのゴールは、70分に生まれたもので、それまでリバプールは、1点が遠かった。
苦しい試合展開の中にあったリバプールでしたが、リズムに変化が訪れたのは、63分にディボック・オリギを投入してからだったと思います。
基本的に左ワイドにポジションを取ったディボック・オリギ。
ドリブルを使いながら、独特の間合いとステップで、カットインを狙うぞ!という動きを見せており、シェフィールドのディフェンダー達に迷いを生じさせていたと思います。
ジョルジニオ・ワイナルドゥムのゴールも起点はディボック・オリギだった。
左からディボック・オリギが入れたクロスを入れ、ゴール前でヘッドの競り合い。
クリアボールが、ジニのところへ渡り、ジニは迷わずダイレクトでシュートを放っています。
ジョルジニオ・ワイナルドゥムとディボック・オリギといえば、昨シーズンのアンフィールドでのチャンピオンズリーグ、あのバルセロナ戦でゴールを決めた二人です。
アンフィールドに奇跡を起こした夜。
この二人は、もしかしたら、何かを持っているのかもしれない。
ディボック・オリギを投入してリズムが変わったのは、ロベルト・フィルミーノのポジションが下がったことも影響していたと感じます。
ディボック・オリギが左ワイドに入ったことで、サディオ・マネは右ワイドへまわり、モハメド・サラーがセンター。
ボビーが一列下がるポジションを取りました。
こうなると、ボビーのテクニックとイマジネーションが生きてきますね。
今後、長いシーズンを過ごして行くリバプール。
攻撃の基本は、フロントスリーによるものですが、何かの時にはシェフィールド戦で採用した起用法もオプションとして持っておけば、攻撃の幅が拡がりそうです。
昨日の試合あたりは、シェルダン・シャキリがいればな!という思いもいたしました。
こういうこともあるわけだし、シェルダン・シャキリもしっかりとコンディションを戻して、いつでも行ける用意をしておいてほしいですね。
いずれにしても、シェフィールドから奪った勝ち点3は大きい。
それを実現したのが、ジョルジニオ・ワイナルドゥムとディボック・オリギのプレイによるものだった。
これは、ある意味リバプールにとって、今後への布石になると言えそうです。
いろいろなオプションを採用できるチームになれば、より強さも増すことでしょう。
これからに期待したいと思います。