先に結果から書いてしまうと、スコアレスドロー。
ゴールが遠い試合だった感が否めません。
今日のメンバーはグラフィックのとおりで、ベンチにララーナとマルコヴィッチが入った点は、試合途中で流れを変えられる準備は整えた・・・と、言っていいと思います。
マンチェスター・ユナイテッド戦で敗れて以来、リバプールはポゼッションが思うように出来なくなっていた印象があるのですが、今日の試合ではポゼッションは出来た。
さらに、ボールは回せた。
しかし、それだけでは勝てないのがフットボールというものなのですね。
ファーストハーフで、まず目についたのは、リバプールが攻めに入ったとき、ウェスト・ブロムのディフェンダー達が自陣にラインを意識しながら戻るのですが、ペナルティーエリアの中、周辺に味方の姿が一人もいない・・・という現実でした。
元来、バロテッリはサイドに開いてボールを受けたがるタイプなので、彼を非難するよりも、織り込み済みのこととして、そこを補う動きを用意しておくべきたった・・・と、考えます。
(セカンドハーフのバロテッリは、比較的中にいる時間が多かったと感じました。)
結果だけを見れば、いくら優勢であってもドローはドロー。
今日のドローは、敗戦に近い意味があるように思います。
一方、危ないシーンもありましたね。
ミニョレに救われた部分もあったし、これまで批判を浴びてきたロブレンは、だいぶシャープな守りが出来るようになってきたと思います。
これだけポゼッションして、なぜに勝てなかったか?
決定力不足・・・というだけでは、今後の改善は見出せないと思うのです。
私が、一点感じたことを書けば、ベンチでボリーニの準備が整った映像を見たとき、ちょっぴりバロテッリ&ボリーニのツートップを見られるかな?と期待してしまったことです。
しかし、どうしてもワントップ(スリートップ)にこだわりますね。
バロテッリを活かすなら、もう一人のストライカーを側に付けるべきだと、私は思うのですが・・・。
光明はといえば、アダム・ララーナが戻って来たことでしょうか。
プレイしたのは、短い時間帯でしたが、その中でも光るものを見せてくれたように思います。
バロテッリをツートップで用いなかったこと。
後方からの押し上げが足りなかったこと。
プレイヤー交代のタイミング・・・。
残念なことですが、今日、結果を出せなかったのは、個々のプレイヤーの働きの問題ではなく、相手を脅かすほどには、システムが機能していなかった。
そういうことかな?と、私としては捉えています。
今日の試合をドローで終えたことで、残りシーズンの目標をどこに置けばいいか?が、曇ってきた感がありますが、いまや来シーズンに繋げるものを得ることに重きを置くことかな・・・と思うところです。