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リバプールの2019-2020シーズン 好プレイ集その3


30年ぶり、19回目のトップリーグ制覇を決めたリバプール。
プレミアリーグとしては初優勝という快挙でした。
独走だと思われがちですが、そこへ辿り着いたのは、一試合、一試合、ワンプレイ、ワンプレイの積み重ねによるものだった。
そんな思いから、私なりに印象に残ったプレイをランダムに綴っております。

第1回目は、エバートン戦でのディボック・オリギのゴール。
第2回目は、マンチェスター・ユナイテッド戦におけるアリソンのフィードからモハメド・サラーのゴールを取り上げたところです。
いずれも、得点に結びついたものでしたが、今回はディフェンス面でのファインプレイを取り上げてみたいと思います。

2020年3月7日に開催されたプレミアリーグ第29節、リバプール対ボーンマス戦から。
スポットを当てるのは、ジェイムズ・ミルナーとなります。

この試合ですが、開始9分のこと、リバプールは早くも失点を喫してしまいます。
リバプールファンにとっては、心臓に悪い展開に。
しかしリバプールは、反撃を見せ、25分にモハメド・サラー、33分にはサディオ・マネがゴールを決め、逆転に成功しています。

ただし、その後は両チーム共に得点はなく、1点差のまま試合は進んでいきます。
すると!ボーンマスに絶好機が到来!
リバプールとしては絶体絶命のピンチが訪れます。

ボーンマスの攻撃シーン。
それを防ごうと前へ出て来たゴールキーパーのアドリアンが、ふわりと頭上を越えられてしまいます。
あとは無人のゴールへ・・・。

しかし、そこへ信じられないような速さで人影が現れます。
ジェイムズ・ミルナー。
ミリーは、躯を投げ出して、ほぼゴールラインギリギリの位置で渾身のクリア。
リバプールを窮地から救っています。

この日、ミリーは、欠場であったジョーダン・ヘンダーソンの代わりにキャプテンのアームバンドを巻き、これまた欠場をしたアンディ・ロバートソンの代役として左サイドバックで奮闘をしていた。
ある意味、いろいろな面で重圧がかかっていたわけです。
そのミリーが、センターバックもゴールキーパーまでもがかわされた相手のシュートをクリアした。
まさに、魂のプレイ。

ミリーのファインプレイがあり、リバプールは2-1で勝利を手にしており、このことが優勝争いにおいて、間違いなく大きな前進となりました。
年齢的には、大ベテランに当たるミリーですが、あのハートの強さ、逞しさは他の追随を許しません。
今シーズンにおける隠れたハイライトのひとつだと、私は信じて疑いません。
ありがとうミリー!と、何度でも言いたいですね。

その1 エバートン戦でのディボック・オリギのゴール
その2 マンチェスター・ユナイテッド戦でのアリソンのフィードからモー・サラーのゴール

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