忘れるはずもないあの日。
2011年3月11日、14:46のこと、東日本大震災が発生しました。
今日、この日は、ちょうど10年目にあたります。
まずもって、お亡くなりになった皆様へ、心から哀悼の意を表します。
また、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げる次第です。
10年の歳月は経ったものの、いまだ避難生活が続いていらっしゃる方々も多く、また、行方が分かっていない皆様も沢山いらっしゃいます。
そのご苦労、ご心配を思うとき、筆舌に尽くし難いものがあります。
東日本大震災は、広範囲にわたり、あまりにも大きな被害が及び、すさまじい揺れ、津波が襲いかかってきました。
さらに、被害を、悲しみを大きくしたのは原子力発電所の事故が起こったこと。
その代償は、あまりにも大きく、いまだ先行きが見えない事実があります。
故郷へ帰りたくても帰れない人々。
故郷から離れることを決断した方々。
人生が変わってしまった出来事でした。
あの日、あの時の私は、たまたま休暇を取っていて、自宅におりました。
あまりに激しい揺れに襲われ、私がしたことは、傍らにいた愛犬を抱き抱え、避難をする事態になった場合に備えて、窓を開けることだったと鮮明に記憶しています。
また、私の弟は、宮城で就職をしましたので、いわゆる被災地におり、長い間、連絡がつきませんでした。
あのときは、深夜でも、ずっと電話をかけ続けたものでしたが、まったく繋がらず。
無事が確認できたときには、本当に安堵したものでした。
尊い命。
かけがえのない平穏な時間。
それを一瞬にして奪い去った悪夢。
私の言葉が、どこまで届くかは分かりませんが、毎年欠かさずこの日には、一言書き留めようと続けてまいりました。
今年は10年。
復興の進捗状況は、地域によって、だいぶ差もあるようです。
力を寄せ合って、少しでも良い世の中にして行けたらいいですね。
YNWA