インターナショナルマッチウィークというものは、複雑な心情にもなります。
特に、今シーズンのように、新型コロナウイルスの影響を受け、選手達に怪我のリスクが高いならばなおさらです。
ところで、イングランド代表のメンバーは既に発表されており、トレント・アレクサンダー=アーノルドは選外になりましたね。
ガレス・サウスゲートが選んだメンバーの中に、トレントの名前はありませんでした。
リバプールファンとすれば、ここで鋭気を養い、クラブでのプレイに集中してほしい！と歓迎の気持ちがあるわけですが、トレント本人の心情を慮るとき、やはりケアは必要だったと思います。
その役割をリバプールのレジェンド、スティーブン・ジェラードがしたようです。
スティービーがトレントについて語っており、そのことをMirrorが記事にしています。
そこで報じられているものの中には、スティービーがトレントを思う気持ちがよく表れている一節があります。
「私は、トレントのために、いつだってそこにいるよ」
と、スティービーは言います。
スティービーにとっても、イングランド代表は特別なものだったし、トレントの心情を気遣ってのことでしょう。
さらにスティービーは、自分はイングランドの監督ではないから、選ぶ権利はないが・・・と前置きし、こんなことも言っています。
「トレントは、国内で最高のイングランド人右サイドバックだ！」と。
ビッグタイトルも獲得し、すっかりリバプールの主力となったトレントですが、まだまだ若い。
むしろ、時にはこんな経験もして、より強く、より逞しくなってほしいですね。
きっと、トレントは内心、悔しい思いを抱いていることでしょう。
その気持ちをリバプールでの試合で爆発させてほしい。
スティーブン・ジェラードは、リバプールの先輩でありレジェンド。
しかも、同じスカウサーでもあります。
そのスティービーが送ったエール。
トレントは、必ず復活することでしょう。
がんばれ！