Ozan Kabak
ファン・ダイクというリバプールの中心プレイヤーがシーズン・アウトの重傷を負い、さらにリバプールのセンターバックは、ジョー・ゴメス、ジョエル・マティプも続いて負傷。
シニアのセンターバック３人全員が、シーズン・アウトという危機的状況に陥っていました。
それほど厳しい状況だったわけですが、最終的にリバプールは、プレミアリーグで３位フィニッシュ。
チャンピオンズリーグ出場権を獲得しています。
特に、シーズン最終盤に見せた追い上げは圧巻だったわけですが、センターバックの危機を救った１人として、シャルケからローンでやって来たオザン・カバクの存在もあったかと思います。
そのオザン・カバクですが、ローンでリバプールへやって来る条件の中に、買取オプションがついていると言われていました。
しかし、現状をみると、どうもリバプールは、この権利を行使する様子が見えませんね。
まだ若いプレイヤーであり、ポテンシャルが高いと言われるオザン・カバク。
もし、このままリバプールを去ることになれば、複数以上のクラブから誘いが来るとの見方が出て来ています。
Spurs Webによれば、トッテナムはこの夏に、オザン・カバクを連れて来ることを望んでいるとのこと。
ただ、トッテナムは監督が不在状態であり、チームの構成を決めるプランを立てるのも難しいでしょうね。
リバプールが、オザン・カバクの買取オプションを行使した場合、£18mで完全移籍が成立すると見られていました。
現状では、リバプールがその権利を行使する動きは見えず、その場合、オザン・カバクの市場価値は£22.5m前後だと推察されているようです。
なお、今回の報道によれば、オザン・カバクに関心を示しているのはトッテナムだけではなく、ローマ、ラツィオ、ナポリもオザン・カバクを欲しがっているとのこと。
果たして、オザン・カバクの新天地はどこになるのか。
苦しい時期のリバプールを救ってくれたことは間違いないし、オザン・カバクには幸せな道を行ってほしいと私は思っています。
リバプールのセンターバックですが、長期離脱を強いられたファン・ダイク、ジョー・ゴメス、ジョエル・マティプが復帰してくれば、安定したディフェンスラインを築くことができます。
さらにリバプールは、新戦力としてイブラヒマ・コナテの獲得を決めており、ナット・フィリップス、リース・ウィリアムズも成長をした。
それらの状況を考慮した上で、オザン・カバクの買取は行わないと判断をしたのか。
ただ、多くのクラブから注目をされているならば、ぜひ本人も納得の行く場所で決まったほしいと思います。