Liverpool FCを応援するブログです REDS戦士とアンフィールドの人々が大好きです。  Written by Toru Yoda

リバプールブログ Liverpoolの1ファンが綴るblog

リバプール設立130周年にあたり


イングランドのフットボール界を牽引して来たリバプール。
長い歴史をもつクラブであり、栄光の時もあれば失意の時もありました。
ひとつ、常に変わらないことがあるとすれば、どんなときでもファンがリバプールを応援し、支えて来たということですね。

今から130年前の今日、1892年6月3日は、正式にリバプールがフットボールクラブとして誕生した日にあたります。
ハッピー・バースデー!リバプール!

思えば、ひとつのクラブが130年もの間、人気チームであり続けたことは、言うは易く、本当に希有なことだと私は思うのです。
今日に至るまで、リバプールには黄金時代あり、歓喜あり、悲劇あり、涙あり、奇跡ありと、幾多のドラマが生まれてきました。
良い時もあれば、そうでない時もあったわけですが、常に変わらないものといえば、チームとファンとの繋がりですね。
地元ファンは、このクラブをこよなく愛し、やがてリバプールファンは世界中に拡がって行きます。

特に印象深いのは、黄金時代を経たにも関わらず、リバプールは長くタイトル争いから遠ざかっていた時期があったこと。
それでもファンは、変わることなくリバプールを愛し続けた。
今また、リバプールは世界を代表するチームになりましたが、苦悩をした時期があるからこそ、それはドラマのようにも思えるし、歓びもひとしおですね。

常に強いチームを応援することは簡単です。
しかし、リバプールというチーム、そのファンは、そうではなかった。
そこに、私がリバプールを好きである理由もあります。

リバプールFCは、地元の人々にとって誇り。
決して裕福とは言えない港町が世界に誇るものは、リバプールFCとビートルズ。
彼等は、週末のフットボールを楽しみに生きて来た。

地元の人々は、そのほとんどが、リバプールかエバートンのファンになると言われています。
それが代々受け継がれて行く。
まさに、孫子の代まで語り継がれていく物語。
赤と青ですね。

脱線しますが、リバプール出身の4人組であるビートルズのベストアルバムとも言えるLP盤は、よく「赤盤」、「青盤」と呼ばれますが、これはリバプールとエバートンのチームカラーを表しているという説が有力です。
まさに、リバプールという街そのものですね。

ご存知のとおり、リバプールを2部相当からトップリーグへと押し上げたのはビル・シャンクリーによる功績でした。
以来、リバプールは、黄金時代を築き、その後失意を味わった時期もあり。
ただ、どんなときでもファンは、リバプールを愛し、応援し続けた。
そして今がある。

リバプールの聖地アンフィールドは元来エバートンのホームスタジアムでした。
そのエバートンが本拠地を別の場所へ移そうとの動きを見せたとき、アンフィールドへ残ろうとするグループと袂を分かち、結果的にリバプールにふたつのフットボールクラブが生まれることに繋がった。
これが、ざっくりとして経緯だと言っていいと思います。

リバプールが獲得したタイトルは非常に多く、一時期はイングランドで、ヨーロッパで無敵とも言える強さを誇った。
その後訪れる失意の時。
それらを含めて、リバプールファンは応援を続け、愛し続けて来た。

今、リバプールはユルゲン・クロップ監督のもとで、強いチームを作り上げています。
では、その前はどうだったか?といえば、何かしら晴れ晴れしない時期が長かった。
ただ、どんなときでもリバプールファンが、我が街のチームを見捨てることなどなく。
私は、このクラブがもつ、そんな歴史も含めてリバプールが好きです。
人生もそうだと思いますが、良い時も良くない時もある。
そこを乗り越えて行くところに魅力があるのだと思います。
これからのリバプール。
どんなことが待っているか?は、分かりません。
それでも私は、ずっと応援をし続けるつもりであり、その気持ちは揺るぎません。

  • B!