Liverpool FCを応援するブログです REDS戦士とアンフィールドの人々が大好きです。  Written by Toru Yoda

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ロベルト・フィルミーノがリバプールを離れるとの報道に思うこと


金曜日。
ロベルト・フィルミーノがユルゲン・クロップ監督と話をし、今年の夏をもってリバプールを去ることを伝えた。
話し合いはポジティブなものであった。
というニュースは、今更私が申し上げるまでもなく、多くの方々がご存知のことだと思います。
正直、ボビーのことを今書くべきか?
私は悩みました。
それほど、自分にとっては言葉に出来ない感情が交叉していたからです。

寂しくなるよボビー
悲しくなるよボビー
行かないでよボビー

って、言いたいですよ。
許されるならば大きな声で。

まだ、ロベルト・フィルミーノがリバプールを離れるということが公式に発表されたわけではありません。
心のどこかに、ユルゲン・クロップ監督が留まるように動いてくれないか?
そんな思いがあるのも確かです。
しかし、ユルゲン・クロップ監督という人は、無理に引き留めることをしないし、して来なかった。

私が、ボビーについて何かを書くには、しばしの時間が必要でした。
リバプールにボビーがやって来る前から、ずっと追い続けて来ましたので。
さて、しんみりモードは、これくらいにして、静かな夜にボビーのことを思いながら語ってみましょうか。

ロベルト・フィルミーノがリバプールへやって来たのは2015年7月こと。
ホッフェンハイムからの加入で、当時リバプールを率いていたのはブレンダン・ロジャーズ監督でした。
移籍金は£29mだったとされています。
ボビーの働き、貢献度を考えたら、この移籍金はバーゲン過ぎる!と言ってもいいでしょう。

ボビーは、数少なくなったブレンダン・ロジャーズ体制からのプレイヤーとして、ユルゲン・クロップ監督が目指すフットボールを具現して来ました。
ユルゲン・クロップ監督は、かつて会見の場でボビーのことを「リバプールの魂」とまで称し。
しかし、どれだけ素晴らしいプレイヤーでも、どれほど人気のあるスターでも、いつかは旅立つ時が来る。
ボビーにとってのその時が、今シーズンの終了時だったということでしょうか。

リバプールにやって来たロベルト・フィルミーノは、しばらくの間、その才能を十分には発揮することが出来ませんでした。
当時のリバプールは、表現し難い閉塞感に包まれており、新戦力のロベルト・フィルミーノの起用法にも迷いを感じたのは事実です。
そんなボビーにNo.9の役割を任せたのが、シーズン途中でリバプールの新指揮官に就任したユルゲン・クロップ監督。
ボビーは、新しいタイプの9番としてダイヤモンドのような輝きを放ちます。
やがて、サディオ・マネがサウサンプトンから加入、ローマからモハメド・サラーを連れて来ることで、リバプールの攻撃陣は世界に誇るものになった。
いわゆるリバプールが誇るフロントスリーの誕生でした。

ありがとう!とか、さようなら!とか、そういう言葉は、まだ後々に取っておきたいと思います。
ボビーは今もリバプールの仲間なのですから。
現役でありながら、ボビーはもう既にレジェンドの資格を持っていると私は確信しています。
本当に、その時が来たならば、私の思いを精一杯ボビーに伝えたいと思います。

私が、自分自身の気持ちを整理する時間を使って思い出していたことがあります。
少年時代からリバプールを応援し、これまで沢山の名プレイヤーを見送って来ました。
最近の例で言えば、スティーブン・ジェラードが、その代表格ですが、どれだけ時間を経てもアイドルであることに変わりはない。
この話が、もし真実であるならば、その時には笑顔で送りたいと思います。
ボビーには、ずっと幸せでいてほしい。
笑顔といえば、ボビーは本当にファンを幸せにする人でしたね。
これからは、一日、一日、一試合、一試合が、かけがえのない大切な時間となりそうです。
リバプールの9番をしっかりと目に焼き付けましょう。

Roberto Firmino(ロベルト・フィルミーノ)
2015年7月:ホッフェンハイムからリバプールに加入
公式戦:353試合出場
ゴール数:107
リバプールにもたらしたタイトル
・チャンピオンズリーグ(2019)
・UEFAスーパーカップ(2019)
・FIFAクラブワールドカップ(2019)
・プレミアリーグ(2020)
・カラバオカップ(2022)
・FAカップ(2022)
・FAコミュニティ・シールド(2022)

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