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リバプール対アーセナル戦の結果と感想(プレミアリーグ第30節)


先ほど、プレミアリーグ第30節、リバプール対アーセナル戦が終了しました。
今日の試合は、激闘だったと言ってもいいと思います。
結果的には、2-2のドローで試合は終了しました。

流れとしては、アーセナルが2点を先制。
リバプールが追いついたというものでした。
2失点を喫するまでのリバプールは、大丈夫かな?という出来映えだったし、GKのアリソンに戻す回数が多い部分が気になりました。
前線の選手達は怠けるタイプではないし、アーセナルのマークが厳しかったのかもしれません。

得点経過については、次のとおりです。

▲8分:失点
▲28分:失点
■42分:モハメド・サラー
■87分:ロベルト・フィルミーノ

2点のビハインドから追いついたリバプールですが、セカンドハーフは、ほぼ試合を支配していたし、終盤にアタックする姿は胸を打つものがありました。
むしろ、ドローで終わったことが残念な感があります。
ただ、試合序盤はどうなることかと思われたものの、セカンドハーフに盛り返し、攻勢に出てくれたことで、虚無感のない試合になったと私、個人的には思っています。

アーセナルの2ゴールは見事だったし、さすがのアリソンでもノーチャンスだったと思います。
リバプールの得点ですが、42分にモーが決めたゴールは、コーディ・ガクポからカーティス・ジョーンズへボールが渡り、そのままカーティスはドリブルでボックス内へ。
そこから上がって来たディオゴ・ジョタへとヒールで繋ぎ、ディオゴ・ジョタが低いボールをゴール前に出し、ジョーダン・ヘンダーソンが薄く触ったところをモーが押し込んだものでした。

リバプールが同点に追いついたゴールは、途中交代でピッチに入ったボビーによるものでした。
右ワイドからトレント・アレクサンダー=アーノルドが相手DFの股を鮮やかに抜き、切り込んで行きながらクロス、それを高い打点のヘッドでボビーが決めたものでした。

実は、リバプールにはセカンドハーフ早々に同点に追いつく大きなチャンスが巡って来ていました。
52分のこと、ボックス内でディオゴ・ジョタが倒されPK。
ただ、キッカーを務めたモーが左に外してしまいました。
モーのPKといえば、先日も失敗をしており、今日はキッカーを代えるだろうと私は思っていました。
本音を言えば、ファビーニョに蹴ってほしかったのですが、ボールをプレイスしたのはヘンドで、キャプテンが蹴るのか!と一瞬思ってしまった私でした。
結果的にモーのPKは失敗に終わったわけですが、先日外したばかりとはいえ、リバプールの選択肢としてはモーに蹴らせることが約束事なのだと思います。
アンフィールドらしさを見せたのは、その直後ですね。
PKを失敗したモーへのチャントが会場に響き渡りました。

今日の試合では、ヒルズボロの悲劇が起こった日が近いとあり、直近のホーム・ゲームですので、黙祷が捧げられました。
数万人が入ったスタジアムが静寂に包まれた時間。
こういうところは、見習いたいですね。

リバプールですが、今日の良かった点をあげれば、交代してピッチに入った選手達がアクセントを付けられていたことだと思います。
チアゴも復帰を果たして早々、エレガント且つ強いものを見せ、ボビーの執念をも見ることが出来ました。
ボビーは、本当に行ってしまうのでしょうか。

途中でベンチに下がりましたが、カーティス・ジョーンズも戦っていたと私は思います。
何より、イブラヒマ・コナテが凄かったですね。
強い、強い。
将来が本当に楽しみなセンターバックです。

獲得した勝ち点は1ポイントに留まりましたが、セカンドハーフで奮起する姿を見せてくれたので、私としては落ち込んではいません。
結果がすべて!という考え方も勿論ありますが、明日へと繋がるパフォーマンスを発揮したのではないでしょうか。
今日見せてくれた追い上げる勢いを忘れずに、次こそ勝ち点3を取りたいですね。
順位争いの部分では、確かに痛いドローでした。
しかし、選手達の本気が伝わって来る試合であり、よく戦ってくれたと思います。

この試合でリバプールは、3人の交代枠を使いました。
そちらをご紹介して、この稿を閉じたいと思います。
■60分:カーティス・ジョーンズ→チアゴ・アルカンタラ
■60分:ディオゴ・ジョタ→ダルウィン・ヌニェス
■78分:ファビーニョ→ロベルト・フィルミーノ

  • B!