ロベルト・フィルミーノがリバプールへやって来た当初は、どこに彼のストロングポイントがあるのか?が、はっきりしない部分がありましたが、私としては、概ね二つの理由があったと思っています。
○コパ・アメリカにブラジル代表として参加しており、プレシーズンをチームメイトと過ごしていなかったこと。
○起用のされ方に一貫性がなかったこと。
ただ、そのフィルミーノもいまや覚醒し、2016年になってからは、プレミアリーグを代表する点取り屋になっていますね。
フィルミーノは、心からユルゲン・クロップに感謝しているそうで、「ぼくが今まで一緒にやって来た中で最高の監督だよ!」と、語っています。
(RF)
彼こそは、ぼくが今まで一緒にやって来た中で、最高の監督だよ。
彼は、すべてのプレイヤーに自信を与えてくれるんだ。
いつだって彼は、一言、二言で、プレイヤー達のポテンシャルについて話してくれるし、自信に繋がるよね。
信頼が生まれるというものだよ。
それというのは、プレイヤーにとって、本当に重要なことなんだ。
ぼくは、誰もが彼と一緒にやることを喜んでいると思うよ。
それにぼく達はみんな、彼のおかげで改善できているんだ。
ホッフェンハイムは小さなクラブだったから、監督に率いられたドルトムントと対戦するのは、すごく大変だったよ。
彼等は、良いポゼッションをキープしてきたし、中央攻撃が上手かったからね。
でも、ぼくは彼等を相手にゴールを決めたこともあるんだ。
そして勝ったよ。
だから、監督も以前からぼくを見ていてくれたんじゃないかな。
ぼくは、ストライカーとしてプレイすることを楽しんでいるよ。
ぼくがその役割を果たすことでチームの助けになるなら、プレイしていて、とってもハッピーさ。
それは、異なるチャレンジでもある。
ぼくは、このポジションで上手くプレイできるように、しっかり準備もしているよ。
ユルゲン・クロップは、以前こんな発言をしていました。
「ロベルト・フィルミーノは、ブンデスリーガで最高のプレイヤーだった時期もある」
だから、クロップとしては、改めてフィルミーノの実力を見極める必要さえなかったと・・・。
こういう関係は、フィルミーノが言うところの「信頼」なのでしょうね。
目標を達成するために同じ絵を描き、ベクトルが一致した集団は強いものだと思います。
おそらく、これからのリバプールは、より強いチームへと、どんどん進化していくことでしょう。
今は、その準備期間でもあるだろうし、もし今シーズン中にプレミアリーグのトップ4入りあるいはヨーロッパリーグ制覇まで成し遂げたなら、間違いなく成功だと言っていいと思います。
ただ私としては、本物の新しいリバプールが見られるのは、来シーズンからだとも思っています。