昨年の夏を思い出すと、まず、ワールドカップでのイングランドが、予想外の結果に終わってしまったことが、脳裏をよぎります。
確かに、極めて厳しいグループには入りましたが、ここまで結果が出せないとは、予想した人も少なかったことでしょう。
必然、イングランド代表に多くのプレイヤーを送り込んでいたリバプールにも、ネガティブな兆候が現れてしまった・・・。
そんな昨年の夏、サウサンプトンからリバプールへやって来たアダム・ララーナですが、プレシーズンも終わりに近づき、いざ本番!というときに、怪我を負うという不本意なスタートとなってしまいました。
ララーナ自身、昨シーズンは、その他にも怪我に悩まされる時期もあり、決して、大満足!とは、いえないものであったことでしょう。
しかしながら、ララーナは、新しくやって来るシーズンこそ、万全のコンディションでシーズンを送り、素晴らしいものにしたい!と、意欲を語っていました。
ララーナとすれば、もっともっと多くの試合に出場したかっただろうし、先発しても、途中交代となるシーンが多かったですね。
それでも、献身的に上下運動を繰り返す動きの量には、目を見張るものがあったし、瞬間的な判断やテクニックには、才能の片鱗を見ることができました。
新しくやって来るシーズン。
アダム・ララーナが、コンスタントに出場ができ、彼本来の実力をシーズンを通じて発揮できれば、リバプールとしても、大きな戦力アップになると思われます。
補強も大切なことは、間違いありませんが、まだまだ発揮し切れていない才能をもったプレイヤーが、リバプールには沢山いる。
ぜひとも、それらのプレイヤー達を伸ばし、コンディションの維持にも努め、良いシーズンを迎えてほしいと願っています。
そのために、大きな役割を果たす一人が、アダム・ララーナだ!と、私は思っています。