アーセナルの経営陣の一人に、ロード・ハリスさんというディレクターがいます。
ハリス氏は、ラヒーム・スターリング獲得に反対だったようで、結果的にアーセナルがスターリングにオファーをしなかったことに、「満足している」という発言をしたそうです。
簡単に言うと、スターリングはリバプール産のプレイヤーだという思いがあるようです。
要するに、アーセナルのチームカラーには、適さないと・・・。
(LH)
スターリングは、実にいいプレイヤーだよ。
しかしながら、アーセナルが彼を獲得しなかったことに、私は非情に満足しているんだ。
彼には、学ぶべきことが沢山ある。
彼等(リバプール)は、とてもよく彼を見ていたと思うよ。
そんなリバプールに対して、彼が取った態度は、決して良いものではなかったね。
ハリス氏の発言を聞いていると、言外に、自分を育ててくれたクラブに対して、あのような態度を取るプレイヤーは、アーセナルには必要ない!という響きを感じます。
皮肉なもので、そのスターリングが、一番行きたがっていたのがアーセナル・・・。
ハリス氏が健在のうちは、行けそうにありませんね。
また、いろいろな経験をしてきたミルナーが、「シティでは幸せではなかった」とし、リバプールを選んでよかった!と言っているのが、スターリングのケースとのコントラストの違いが印象的です。
スターリングがシティでどれだけ活躍できるか?
それほど簡単なことではないと、私は思っていますが、それも本人がした選択。
ただし、二十歳にして膨大な週給を得てしまった若者の未来には、いささかの不安を感じます。
いずれにしても、リバプールがすべきことは一つ。
シティに勝つ!
そういうことでありましょう。