ユーロ本大会に出場していたプレイヤー達には、3週間の休養を与えるというのが、ユルゲン・クロップの方針です。
よって、ユーロで勝ち進んだチームのプレイヤーほど、合流が遅れることになるわけですが、既にイングランド組はアメリカツアーに参加しております。
また、金曜日の夜には、ベルギー代表のトリオ、クリスティアン・ベンテケ、シモン・ミニョレ、ディボク・オリギがアメリカ入りを果たしたようです。
これからが、本格的なポジション争いの時ですね!
ただ、メディアの注目は、ベンテケの去就に集注しているようで、果たしてベンテケはいくらで、どこへ行くのか?という話題になっている印象があります。
リバプールのストライカーを語るとき、まず今シーズンはヨーロッパでの試合がないことも、頭の片隅に置いておく必要はあるかと思います。
そんな中、現時点でストライカーとしてトップチームでの活躍が期待されているのは、ダニエル・スタリッジ、ダニー・イングス、そしてディボク・オリギ。
さらには、場合によっては、ロベルト・フィルミーノをトップで起用するというプランも採用できます。
やはり、ベンテケが入り込む余地は、なかなか見出せそうにありません。
とはいえ、リバプールとしては、ベンテケをバーゲン価格で売却する考えは毛頭ないようです。
一時期、クリスタルパレス行きも噂されていましたが、やはり移籍金面で合意には至らなかった気配もあります。
さらに、シモン・ミニョレにとっても勝負の時となりそうです。
新戦力としてやって来たロリス・カリウスは、既にプレシーズンマッチでの出場を果たしており、さらに追い風になりそうなのは、センターバックにブンデスリーガ勢が加わったことがあげられます。
ジョエル・マティプとラグナル・クラヴァン。
開幕までに、ミニョレが、彼等とどれだけコミュニケーションを取れるようになるか?も、重要な部分でありましょう。
こう考えてくると、リバプールに遅れて合流したベルギー代表達にとっては、それぞれに課題が横たわっていると言えそうです。
3人の中では、最も重用されそうなのは、むしろオリギでしょうか。
ミニョレに関しては、どこまで奮起し、一皮むけるか!
そこにかかっているようにも思われます。