ヨーロッパで幾多の栄光を勝ち取って来た名門同士の対決。
リバプール対ACミラン戦は、ジョーダン・ヘンダーソンの決勝ゴールで、リバプールが３－２の逆転勝利を飾りました。
ここでゴールがほしい！というときに最高のシュートを決めるキャプテンに、私はスティーブン・ジェラードの姿を重ね合わせていたものです。
リバプールは、ミラン戦の早い時間帯で先制をするものの、ファーストハーフ終了直前に連続失点。
逆転を許した状態でハーフタイムを迎えていました。
まず、勝利に至る最初のポイントは、モハメド・サラーによる同点ゴールが、セカンドハーフの早い段階で生まれたことでしたね。
しかし、ドローと勝利では雲泥の差がある。
グループBは強豪揃いで、１ポイントの重みが大きいと思うのです。
そんなとき、キャプテンが決めてくれた！
しかも、目が覚めるような弾丸シュート！
このゴールは、UEFAのゴール・オブ・ザ・ウィークにもノミネートされています。
ここぞ！というとき。
今、ゴールが欲しいんだ！というとき。
いつも決めてくれたのが、リバプールのレジェンド、スティーブン・ジェラードでした。
ヘンドが見せた決定力は、スティービーを思わせるもの。
しかも、相手はくしくもミラン。
これは、ひとつのドラマですね。
スティービーが現役だった頃、キャプテンがゴールを決めると、アンフィールドの空気が劇的に変わりました。
ヘンドもその境地に一歩近づいたか。
頼れるキャプテンとして、これからもリバプールを引っ張って行ってほしいと思います。
２失点は反省すべきものがあるものの、この難しいグループで勝ち点３を取ったことが大きい。
明日からへ繋がる貴重な勝利になりました。