プレミアリーグにおいては、シーズン途中での監督交代劇は、決して珍しいものではありません。
ただ、クラブによって、そのスタンスが違うことは確かだと思います。
そういった意味では、これまでもチェルシーは、頻繁に監督を代える部類に入るクラブだと言っていいでしょう。
そのチェルシーですが、フランク・ランパード監督の解任を発表しましたね。
言うまでもなく、ランパード監督はチェルシーのレジェンドであり、若手を起用しながら、将来を見据えたチームづくりを進めていたと思うのです。
チェルシーには、よくある傾向ですが、長期的なチームづくりよりも、まず短期的な結果を求める傾向はありそうです。
監督とすれば、じっくりとチームを育てて行くというプロセスが許されていないという環境だと言っても、大きな間違いはない。
チェルシーにとって、ランパード監督の抜擢は、最後の切り札とも言えるものだったと思うし、個人的には、見切りが早かったな!という印象を受けます。
これまで、ランパード監督が施して来たチーム改革。
その目が、振り出しに戻ることになります。
果たして、今後、チェルシーはどこへ向かうのか。
ランパード監督が進めて来たチームづくりは、一旦白紙とするのか。
見るべきことは多そうです。
Chelsea Football Club has today parted company with Head Coach Frank Lampard.
— Chelsea FC (@ChelseaFC) January 25, 2021
監督を信頼して、少し長い目で見ることも時には必要だと思うし、特にチェルシーとランパード監督といえば、特別な関係です。
ライバルチームの人事とはいえ、いろいろ考えさせられる出来事ではありました。
クラブの体質も影響していると思う次第です。
現状、リバプールは、直近で結果が出ていない状況です。
しかし、これまで進めて来たユルゲン・クロップ監督によるチーム改革が花を開くのはこれから。
ぜひ、リバプールに関しては、短絡的なものの見方をせず、チームがひとつとなって、将来も見据えたチームづくりを進めて行ってほしいですね。
文末になりますが、ランパード監督に、お疲れ様でしたと言いたいと思います。