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チェルシー対リバプール戦(プレミアリーグ第21節)の結果と感想


先ほど、プレミアリーグ第21節、チェルシー対リバプール戦が終了しました。
試合は、2-2のドローという結果となっています。
両チームが置かれた状況を鑑みれば痛み分けという表現が適切でしょうか。

ただ、リバプールのベンチにいる顔ぶれを見ても、今日のメンバーでよくがんばった!
私は、そう言いたいと思います。
試合展開的には、リバプールにとっては悔しいドローでしたが、チェルシーが決めた2ゴールは、誰がゴールキーパーであってもストップ出来なかったかと。

得点経過については、次のとおりです。

■9分:サディオ・マネ
■26分:モハメド・サラー
▲42分:失点
▲45+1分:失点

先に失点のことを書くと、最初にゴールを許したのはセットプレイからの流れでした。
カオイムヒン・ケレハーがよく反応しましたが、リバウンドをダイレクトボレーで決められています。
2点目もチェルシーのゴールを誉めるべきかと思います。

2失点はしましたが、カオイムヒン・ケレハーは本当によくやってくれたと私は見ていました。
若いゴールキーパーですが、常に安定しているし、リスキーなプレイがありませんね。
いい仕事をしたと思います。

リバプールが決めた先制ゴールですが、サディオ・マネを狙った縦パスが出た後、チェルシーディフェンスにミスが出て、ボールを奪ったサディオは、左に大きく持ち出します。
その動きでゴールキーパーも回避し、シュートコースを作ったところで左足のシュートで相手ゴール中央へ!
サディオにとって久しぶりのゴールでしたが、非常にアグレッシブで彼らしいゴールだったと思います。

モーが決めたレッズの2点目ですが、これはモーが持っている高いスキルを見せつけたものでした。
トレント・アレクサンダー=アーノルドが出した縦パスをモーが巧みにトラップし、すかさずフェイクを入れながら縦へ!
右寄り、ほとんど角度のない位置から綺麗に決めて見せました。

リバプールにとって厳しかったのは、交代のカードを切るにしても、生粋のストライカーがベンチにいなかったことでしょうか。
ロベルト・フィルミーノも欠いていたし、南野拓実、ディボック・オリギもいない。
ただ、この後は、サディオとモーを欠くことになりますので、難しい状況でもゴールを奪いに行く形を持っておくことが必要になりますね。

2-2のスコアから勝ち点3が欲しかった両チーム。
リバプールが入れた攻撃的ピースが、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、カーティス・ジョーンズだったところに苦悩が見られました。
いずれも良いプレイヤーですが、今日はやはストライカーが欲しかった。

こうなって来ると、タキ、オリギの一日も早い復帰を待つことになりそうです。
タキにとっては、本当に大きなチャンスが巡って来ていると思うので、しっかりとコンディションを整えたいですね。
負傷者、新型コロナウイルス感染者を出し、本当に厳しい中、90分間あれだけの激しいプレイを続けたリバプール。
結果は残念ではありますが、それでも受け入れて、奮闘したプレイヤー達に拍手を送りたいと思います。

なお、リバプールは3人の交代枠を使っています。
これだけの過密日程で、交代枠が3枚のままというのは、正直しんどい気がしますが、今日に限っては5枚のピースを切れる状況ではなかったかと思います。
その交代について触れて、この稿を閉じたいと思います。

■69分:ディオゴ・ジョタ→アレックス・オックスレイド=チェンバレン
■69分:ジェイムズ・ミルナー→ナビ・ケイタ
■89分:サディオ・マネ→カーティス・ジョーンズ

  • B!