こと、プレミアリーグということであれば、ユルゲン・クロップにとって初勝利が来たわけですが、その記念すべき試合が、スタンフォード・ブリッジでのチェルシー戦だったということに、ドラマ性を感じます。
クロップは、もちろん勝利を喜んでおり、おそらくスコアにも、ほぼ満足していることでしょう。
また、クロップは、スタッツにも注目しているようです。
指揮官として、いい内容で戦えたという手応えを持ったのかもしれません。
ここでは簡単に、主なスタッツ、指標になりそうなものを振り返ってみたいと思います。
アウェイ戦としては上々ではないかと、私自身は考えています。
・シュート数
リバプール16本、チェルシー8本
・オンターゲット(シュート数)
リバプール7本、チェルシー2本
・ボール・ポゼッション
リバプール57.3パーセント、チェルシー42.7パーセント
・コーナーキック
リバプール7本、チェルシー1本
こうして見ると、チェルシーに先制点は許しましたが、オンターゲットのシュートは2本しか許していなかった。
あるいは、コーナーの数に大差がついたことは、アウェイにも関わらず、全体的にリバプールが押し込んでいたという証左になるように思います。
まだまだ負傷離脱者が多く、ベストメンバーでのトレーニングが十分には出来ない状況にあって、よい兆候が見えてきたように感じます。
これで、ジョーダン・ヘンダーソン、あるいはダニエル・スタリッジが帰ってくれば、かなりチームのやり繰りも楽になることでしょう。
また、当初予想していた以上に、ベンテケが入ることで、戦術の幅が拡がることを感じました。
コウチーニョからベンテケへ・・・というコンビが機能するのか?という眼で見ていましたが、チェルシー戦では、ベンテケからコウチーニョへ!というシーンもあった。
ベンテケは、ボールを収めることが出来るし、うまい落としも出来る。
当初抱いていたイメージよりも、柔軟性の高いプレイヤーなのだな・・・と、感じた次第です。
ベンテケとコウチーニョのホットラインが熟成していけば、自ずとゴールチャンスも増えることでしょう。
今後に期待したいですね。