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ユルゲン・クロップとの話し合いを希望するクリスティアン・ベンテケ


昨年の夏、リバプールが大金を投じて獲得したクリスティアン・ベンテケですが、期待どおりの活躍を見せることはできず、ベンテケ自身にとっても失意のシーズンになったと言ってもいいでしょう。

リバプールが実行しようとする戦術に、ベンテケの動き等がフィットしない。
言い方を変えれば、ベンテケのストロングポイントを活かすようなチームにはなっていないということかと思います。

ベンテケは、「私は1年契約でリバプールへ来たわけではない!」とし、今後もリバプールでがんばりたい!という意思表示をしてきましたが、実際問題としては、来シーズンのことを考えないわけにはいかないのでしょう。
今はユーロに集中したいとしつつも、「ユルゲン・クロップ監督のプランを聞きたい」と、話し合いの機会を希望しているようです。

ベンテケとしては、あくまでリバプールは偉大なクラブだ!と、前置きはしているものの、やはり控えに甘んじることには耐えられないのも事実かと思います。
もし、来シーズンにおける自分の立場が、ファーストチョイスにならないならば、新天地を探すことも考えたいという解釈でよいと思います。

私なりに思うには、おそらく新しいシーズンになったとしても、これまで以上にベンテケが重用される可能性は低いかと。
どうしても、クロップが目指しているフットボールとベンテケのストロングポイントを活かす戦い方の間には、大きな隔たりがある。

たとえば、試合途中でベンテケを投入したシーンを思い出してみても、劣勢であれば、徹底的にパワープレイに徹してもよかったと思うのですが、リバプールのプレイヤー達には、もうそういった習慣は出来ていないのだと思います。

夏を経て、よりクロップ色が濃くなって行く中で、その傾向は加速することでしょう。
ベンテケとしても、正直なところ苦慮しているのだと思います。

私としては、ベンテケが望んでいるとおり、一度クロップとじっくり話をした上で、自分の将来を決めても良い時期にきたように考えています。

ベンテケとすれば、今後のベルギー代表のこともあるし、これ以上出場機会が減ることは避けたいところでしょう。

来シーズにおけるリバプールのストライカー。
あくまで私の個人的な推測では、ダニエル・スタリッジ、ダニー・イングス、ディボク・オリギが主力となり、もしそこへ補強が施された場合、ベンテケの立場は、より厳しくなるように思います。

決断するときかもしれませんね。

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