リバプールは、アンフィールドで行われたウルブス戦に2-1で勝利し、公式戦4連勝を飾りました。
上向いて来た流れの中で迎える次戦は、元日のプレミアリーグ、リーズ・ユナイテッド戦。
そのリーズ戦を前に、LFC公式サイトのインタビューに応じたのが、若きフルバックのコナー・ブラッドリー。
■公式戦4連勝、上昇気流を感じるチーム状況
「今は本当に良い瞬間にいると感じているよ」
ブラッドリーはそう語り、最近の結果についても前向きに受け止めていることを明かしました。
「良い結果が続いているけど、パフォーマンスはまだ良くできると思っているんだ。そこを目指していかなければいけないね」
結果に満足するのではなく、内容の向上を求め続ける姿勢。
その言葉からは、現在のリバプールがに漂う前向きな気持ちが伝わってきますね。
■リーズ戦は再びタフな一戦に
今回対戦するリーズ・ユナイテッドとは、エランド・ロードで3-3の激闘を演じてから、まだ1か月も経っていません。
あの試合でリバプールは2度追いつかれ、後半アディショナルタイムに同点ゴールを許してしまうという厳しい現実を突きつけられていました。
「リーズは本当に良いチームだよ。エランド・ロードで対戦したときに、それを実感したんだ」
難しい試合になることは承知の上であり、ブラッドリーはその挑戦を前向きに捉えていることがよく分かりますね。
「タフな試合になると思うけど、本当に楽しみにしているよ」
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■ウルブス戦終盤のプレーと、自身の状態
ブラッドリーは負傷から復帰し、ウルブス戦では後半途中からピッチに立ちました。
試合終盤には、決定的な場面を防ぐ重要な守備を見せ、勝利に貢献しましたね。
あのファイトあふれるチャレンジは、リバプールファンのハートを揺さぶったに違いありません。
「状態は良いし、フィットしているよ。準備はできている」
「最後の25分ほどは相手に押し込まれていた。あのタックルはとても重要だったし、何よりチームの助けになれたことが嬉しいよ」
派手さはなくとも、勝利を得るための仕事を確実にこなす。
ブラッドリーの姿勢は、若手ながらにして、チームメイトからの信頼を集める理由のひとつのように私には思えます。
■「このチームにいてほしい」──ヴィルツへの賛辞
話題は自然と、ウルブス戦で決定的な仕事を果たした背番号7へと移っていきます。
フロリアン・ヴィルツ
この試合で決めたクラブ加入後初ゴールは、勝敗を分ける一撃となりました。
「彼のことは本当に嬉しかったよ」
ゴールまでに時間がかかったことを踏まえた上で、ブラッドリーは心からの賛辞を送っています。
「彼は本当に素晴らしい選手だよ。トレーニングで毎日見ているけど、ボールを持ったときのクオリティーはスペシャルなんだ」
さらに、ブラッドリーはヴィルツについて言います。
「相手チームにいるより、自分達のチームにいてほしい選手さ!」
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■ボールを預けられる存在がもたらす価値
ブラッドリーは、ヴィルツの価値をとてもシンプルに表現しますね。
「ピッチのどこであっても、彼にボールを渡せば何かをしてくれるし、ボールを失うことなどないんだ」
苦しい時間帯でも、安心してボールを預けられる存在。
それは戦術以上に、チームに大きな安心感をもたらすものだと思います。
「彼は本当に重要な選手であり、そんな選手がいることを僕は幸運に思っているよ」
■ブラッドリーの言葉が示す、リバプールの現状
ブラッドリーの言葉は、決して大げさではなく、非常に実直なものだと私は感じました。
それでいて、その一つひとつが、今のリバプールの状態を的確に映し出しているようにも思えるのです。
信頼、準備、そして互いを認め合う関係性。
「このチームにいてほしい」という言葉は、ヴィルツ個人への賛辞であると同時に、今のリバプールが築きつつあるチーム像そのものを表しているようにも感じられます。
リバプールの右サイドバックといえば、現状ではブラッドリーとジェレミー・フリンポンが起用可能です。
この二人を併用できることもウルブス戦で証明した。
モハメド・サラーが留守の間は、特に彼等の力が必要だと思いつつ。
リバプール期待の星ともいえるブラッドリー君の益々の飛躍、飛翔を心から願うものです。
※ 本記事は、LFC公式サイト(Liverpoolfc.com)に掲載された
コナー・ブラッドリーのインタビューをもとに構成しています。