2019-2020シーズンを振り返ると、やはり何と言っても最高の成果はプレミアリーグ優勝でした。
一方で、このシーズンで忘れてはいけないのは、リバプールがFIFAクラブワールドカップを戦っていたこと。
見事優勝を果たしていますが、超過密日程の時期にカタールへ遠征とあって、正直コンディションを崩すことが心配されていました。
必然、FAカップなどは若手主体のチームが組まれ、2020年1月5日に開催されたFAカップ3回戦では、エバートンと対戦し、ここでも若手によるチームが結成されました。
国内カップ戦とはいえ、エバートンと戦う際に、若手主体のチームを構成するというのは、実際度胸が必要だったことでしょう。
一方のエバートンは、レギュラーメンバーを揃えており、対象的なメンバーチョイスとなっています。
ファーストハーフこそエバートンが優勢でしたが、リバプールは凌ぎ切り、71分に値千金のゴールが生まれます。
カーティス・ジョーンズが決めたもので、結果、リバプールが1-0のスコアで勝利。
主力を揃えたエバートンにヤングレッズが勝利を飾った試合でした。
カーティス・ジョーンズのゴールですが、ディボック・オリギが戻したボールをカーティスが受け、ボックスのやや外、左寄りから素晴らしい右足のキックを決めています。
カーブを描き、美しいラインで相手ゴール右隅に吸い込まれていったショットは、うっとりするようなものだった。
ここでカーティスが決めたゴールですが、FAカップのゴール・オブ・ザ・シーズンに選出されています。
おめでとうカーティス!
Your @BudweiserUK Goal of Season is...@curtisjr_10’s Merseyside derby winner from the #EmiratesFACup third round 👏 pic.twitter.com/CTEzCjXGJE
— The Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) August 9, 2020
カーティス自身も、とても嬉しかったようで、自身のSNSにおいて、投票してくれた人々へ感謝の言葉を綴っています。
新シーズンは、晴れて17番を背負うことになるカーティス。
かつて、若きスティーブン・ジェラードがつけていた番号であり、スティーブ・マクマナマンも背負っていたナンバーです。
スカウサーにとって、まさに名誉。
カーティスは、プレミアリーグでも初ゴールを決めるなど、本当に良いシーズンを送りましたね。
今後の成長、飛躍が楽しみな若きタレント。
スカウサーがマージーサイドダービーでゴールを決める!
そして勝つ!
このことが意味するものは、あまりに大きい。
今回の授賞は、そのことを物語っているように思えます。