2025年から2026年へと移り行くとき。
私は、カーティス・ジョーンズのことを書いてみたいと思います。
カーティス・ジョーンズは、地元リバプール出身、スカウサーです。
■早くから認められていた才能
カーティスは、もちろんリバプールのアカデミー出身であり、その頃から注目されていた選手でした。
私も、アンダー時代のカーティスを見て、特に目立っていた選手として明確な記憶があります。
順調にリバプールのトップチームに上がって来るわけですが、チームに貢献はしても、完全なレギュラーをつかむには、あとほんの少しの何かが必要だった。
■攻撃を主体にしていたオールラウンダー
カーティスといえば、その特徴として多くのポジションをこなせるユーティリティー性があげられます。
特に、攻撃面におけるスキルの高さは注目されていましたね。
インサイドハーフは得意なポジションだったし、必要であればウィンガーとしてもプレーが可能だという。
そのカーティスですが、今シーズンの途中からはまり役とも言えるポジションを得つつあるように思います。
■中盤の底でのクレバーさ
このところ、リバプールでの先発を多く果たしているカーティスですが、最近任されているのは中盤の底になります。
ライアン・フラーフェンベルフとセットのような役割ですが、カーティスを中盤の下がり目に置く意味のひとつとして、フラーフェンベルフに自由度を与えるということがあると思います。
また、カーティスの場合、センターバックを補完したり、必要であればサイドバックのポジションを埋めることもできます。
元々、ボールタッチは上手い選手でしたが、最近見せている良さは、カバーリングなどのポジショニングにあると私は考えています。
■特徴的な今シーズンのスタッツ
カーティスは元来、攻撃的な役割が得意だったと述べましたが、今シーズンでの変化は数字によく表れています。
そこから読み解けるものは、オフェンシブからディフェンシブへの変遷というものでした。
今シーズンのカーティスは、リバプールの公式戦23試合に出場しており、現時点でゴール、アシストは記録していません。
一方、顕著なものといえばリカバリーとパス本数となっています。
■今、ポジションをものにしたいカーティス・ジョーンズ
今シーズンにおけるカーティスは、リカバリーを88も記録しており、トータルパス本数は実に1200に及びます。
パス本数に関してですが、一試合平均では83本という高い数値を示しており、これはプレミアリーグ全体を見ても2位の記録です。
また、ボールタッチ数も多く一試合平均は98回。
この98回も、プレミアリーグ全体で2位の成績です。
よく言われる持ちすぎの感は目立っていないし、適切にボールを裁けるようになっている証左だと私は思っています。
この変化は、カーティスに大きなチャンスが訪れていることを意味している!
私は、そう確信しているし、今こそ大きなチャンスをつかんでほしいと願っています。
■スカウサーがキャプテンになることがKOPの夢
リバプールファンにとっての夢、その大きなものが、スカウサーがキャプテンになることだと私は思います。
多くのファンが、その夢をトレントに託していた。
しかし、そのトレントは去り、今はカーティスがスカウサーの代表格です。
ファンが願う夢の実現、それはカーティスに注がれている。
今、カーティスにとって大きなチャンスが訪れており、彼が叶えることこそ、KOPが待っていることの序章となる。
このチャンスを逃さず、カーティスには一気にスターダムにのし上がってほしいですね!