3-1の敗戦に終わった対スウォンジー戦ですが、今回は若手主体のチームであり、木曜日にはヨーロッパリーグの準決勝という重要な試合を控えているだけに、ダニエル・スタリッジを90分間プレイさせたことは、少なからず話題になっているようです。
実際、フィリペ・コウチーニョはファーストハーフのプレイだけでピッチをさがっています。
スタリッジがフルタイムのプレイをしたのは、どうも本人の希望、申出によるものだったようです。
ユルゲン・クロップとしては、ハーフタイムの間に、スタリッジに話しかけたそうです。
おそらく、交代するか?という趣旨の話だと思います。
しかしスタリッジは、いや、フルタイム行ける!と答えたとのこと。
その心意気は由として、冷静に考えた場合、ちょっとスタリッジの中に焦りにも似た感情が芽生えていないか?が、気になります。
過日も、ベンチにいること、途中から出ること、途中でさげられることが嫌だ!と、メディアにこぼしていたスタリッジですが、もう少しチームとしての大局を見て、スウォンジー戦では、あえて余力を残すという考えを取れなかったのか?という疑問も残ります。
ディボク・オリギを欠いた今、ビジャレアル戦のセカンドレグでは、スタリッジに必ずチャンスがあったことでしょう。
もし、スウォンジー戦で90分間プレイしたことを苦にせず、スタリッジがビジャレアル戦で大活躍をしてくれれば、何の文句もありません。
喝采を送りたいくらいです。
ただ、万が一、ビジャレアル戦で低調なパフォーマンスを披露してしまった場合は、またいろいろ言われかねません。
私としては、スタリッジはもっと自分に自信をもって、堂々と構えていればいいと思うところ。
目の前の試合のプレイ時間に一喜一憂することなく、チームとしての大局の中での役割に気づいてほしいですね。
これでもし、ビジャレアル戦の先発が、ロベルト・フィルミーノのワントップ気味な布陣になったとき、スタリッジの心中には、どんな思いがよぎるのでしょうか。