20世紀のフットボール史を代表する一人とも言えるディエゴ・マラドーナさんが急逝したことは、既に世界中にニュースとして発信されています。
現地時間11月25日、水曜日のことでした。
まずここに、心からご冥福をお祈りいたします。
愛憎という言葉がありますが、マラドーナさんには色々な思いがあります。
それでも、一箇の英雄だったことは間違いのない事実ではないでしょうか。
マラドーナさん死去のニュースを最初に報じたのはアルゼンチンのメディアだそうで、心不全のためご自宅で亡くなったとされています。
少し前のこと、硬膜下血腫により手術を受けたことを承知しておりましので、内心心配をしていました。
その後、退院していたこともニュースで見ていましたので、安心をしていた矢先のことでした。
前の稿でちょっぴり触れましたが、私はマラドーナさんと、ほぼ同世代です。
初めてマラドーナさんのプレイを観たのは、アルゼンチンのユースチーム時代でした。
その後、アルゼンチンのフル代表として初めて出場をしたワールドカップもテレビでよく観ていたし、思い出は尽きません。
イングランドとの激闘、神の手・・・。
いろいろな逸話を残した人物でしたが、フットボーラーとしての才能は傑出していた。
また、アンフィールドにも足を運んでくれていたことが記憶に残っています。
人によって考え方は様々だし、お国柄もあるかと思いますが、アルゼンチンの場合には、「ワールドカップで優勝してこそ!」という部分が強いと思うし、そういった意味では、メッシとはまた異なる位置づけにあったのがマラドーナさんだと思います。
つい先日、60歳になったばかりだっただけに、関係者の悲しみは計り知れません。
自分だって、いつ急に何があるか分からないわけで、人生というものを改めて考えさせられました。
私はといえば、ここに何かを書けているうちは元気です。
きっと、どうしても身動きが取れなくなるまでは続けることでしょう。
アルゼンチンが生んだ英雄に敬意を表し、心から哀悼の意を表します。
安らかに。
RIP