ユーロ2016フランス大会は、ポルトガルの優勝で幕を閉じました。
善戦し、下馬評を上回る成果を残したチームもあれば、失望をもって受けとめられたチームもありました。
ひとつ言えるのは、イングランドは後者であるということ。
あれだけのタレントを有し、予選では全勝だっただけに、アイスランドに敗れることは、かなりの衝撃だったことと思います。
イングランドの場合は、国民の期待値も高く、メディアも加熱することから、プレイヤーにとっては、非常に大きなプレッシャーもかかっていたことでしょう。
ただ、私としては、ロイ・ホジソンの采配、チームづくりのミスがあったと個人的に思ってはおりますが・・・。
さて、リバプールからイングランド代表に参加していた5人が、オフを終え、チームへと帰ってきました。
ナサニエル・クライン、ジェイムズ・ミルナー、ジョーダン・ヘンダーソン、アダム・ララーナ、そしてダニエル・スタリッジ。
リバプール勢は、イングランド代表においてホジソンから重用されたとは言えないと思います。
それでも、私としては心から言いたいですね。
おかえりなさい!おつかれさま!
イングランド代表に参加していた5人は、もちろんリバプールの主力達であります。
ここでは若干ですが、彼等の帰還を受けたユルゲン・クロップの言葉をご紹介したいと思います。
(JK)
彼等は、3週間じっくりと休養をとれたことと思う。
ユーロでは、ララーナが良いプレイをしていたね。
ウェールズ戦でのスタリッジのゴールも素晴らしいものだった。
ミルナーに関しては、彼に与えられた役回りには満足できていないと思うよ。
だが、それらを含めてフットボールではあるがね。
彼がミスをおかしたわけではないし、自信をもってほしいと思う。
彼等が代表の一員としてプレイするときはもう過ぎたよ。
これからは、リバプールのためにプレイしてもらう!
私たちは、強力なチームをつくり上げる必要がある。
ただ、それを実現させるのはプレイヤー達自身だよ。
先発に名をつらねたい!
もっといいプレイをしたい!
自らのベストを尽くしたい!
そういった気持ちをどれだけ強く抱くことが出来るか!にかかっているんだ!
誰が先発で出てくるかが、まったく読めないようなチームをつくりたいね。
それは、チーム内に競争が生まれることを意味している。
私たちのチームには、素晴らしいプレイヤーが沢山いるのだから、ポジション争いがあることは、彼等自身が、よくよく理解していることだろう。
競争、ポジション争いというのは、もちろんあったほうがいいんだ。
イングランド代表に参加していた5人は、ある意味不完全燃焼という気持ちもあったことでしょう。
失意も抱いていたことでしょう。
これからはリバプールのためにプレイしてもらう!
ユルゲン・クロップの叱咤激励は、彼等の失意を忘れさせるために、新しい大きな目標を示してみせたもののようにも思えます。
イングランド代表でのプレイ時間が限られた分までも、リバプールのプレイヤーとして、存分に!思いっきり!ピッチを疾駆してほしいですね!
改めて、おかえりガイズ!
そう、これからはリバプールのために!