ユーロ2016フランス大会が開幕し、グループBではイングランド対ロシア戦が行われました。
今大会に臨むイングランドは、とくに攻撃面においてタレントが揃っており、近年にない期待を背負っていた中での初陣だったと言っていいと思います。
楽しくて、わくわくするような顔ぶれは揃えた。
あとは、晴れ舞台で、その実力を発揮させてあげればいい。
結果は、1-1のドロー。
73分にダイアーのゴールでイングランドが先制するものの、試合終了間際に失点を喫し、文字通り勝利を逃した一戦だったと思います。
イングランド代表には、リバプールから5人のプレイヤーが参加していますが、先発起用に選ばれたのは、アダム・ララーナただ一人でした。
87分に、ジェイムズ・ミルナーがラヒーム・スターリングに代わってピッチに入っていますので、プレイしたのは2人ですね。
ただ、1-0という拮抗する試合展開の中で、交代カードの使い方が的確だったのか?と、考えれば、残念ながら、私としてはノーと言わざるをえません。
イングランドは、もっと面白いフットボールが出来るだけのメンバーを揃えていると思います。
フォーメーション、メンバーに任せた役割。
どうも、柔軟性に欠けていたように感じます。
また、78分にウェイン・ルーニーをさげ、代わりに投入したのがジャック・ウィルシャーだったことも、ちょっとしたサプライズでした。
ルーニーをさげたこと自体は、批判はするつもりもありませんが、ウィルシャー投入の目的が、まったく私には理解できませんでした。
交代には、メッセージがなければいけないと思うので。
大きな大会の初戦は、いつだって難しく、手堅い展開になることはあると思います。
また、ポジティブに考えれば、イングランドはピーキングをもっと後に持って来ているのかもしれない。
それにしても、応援にかけつけたファンからすれば、ストレスのたまる試合になったことと思います。
プレイヤーの素晴らしさを活かすことができていない。
試合の流れを見ながらの効果的プラン変更、メンバー交代ができなった。
今回のドローは、敗戦に近いものだったことでしょう。
いろいろ要因はあるかと思いますが、最大の理由は、采配でしょうか。