ファビーニョといえば、その佇まいを見るとき、ちょっと飄々としたところがありますが、リバプールのスタイルにフィットしてからは、ボディ・コンタクトでも強さを発揮するようになったように、私には思えます。
また、私なりに感じているのは、ファビーニョの場合、相手ボールを奪いに行く呼吸、タイミングに独特なものがあるということです。
そのファビーニョですが、ファン・ダイクの凄さを実感しているようで、同じチームでいつも一緒にいられることを「神に感謝する」とさえ言っています。
このことは、エコーが取り上げているもので、ファビーニョは、トレーニング中であっても、ファン・ダイクがボールを巡り、負けたところを見たことがないそうです。
ただ、唯一、ファン・ダイクに勝ったプレイヤーがいると。
ファン・ダイクといえば、あらゆる面で傑出しており、相手がドリブルで仕掛けてきても、まったく抜かれないということが有名ですね。
これは、リバプールでのプレイのみならず、オランダの代表チームとしても同様です。
とにかく、ファン・ダイクは、抜かれることがない。
毎日、トレーニングで一緒にやっている中で、ファン・ダイクに勝ったプレイヤーとは誰なのか?
ファビーニョは、こんなことを明かしています。
トレーニングにおいて、ボールを巡って、唯一彼に勝ったプレイヤーをぼくは見た。
それはフィルミーノだよ。
彼、ただ一人だ!
時々、私は夢想することがあります。
楯と矛の関係を。
たとえば、リバプールのフロントスリーとファン・ダイクが対決したとき、どちらが勝つのか?と・・・。
答えなど出ないのですが。
しかし、ファビーニョは見たのですね。
ボビーが、ファン・ダイクに勝つところを。
毎日トレーニングをしていても、それはボビーだけだと。
おそらく、ファン・ダイクが続けて負けることはないと思いますが、やはりボビーは凄い。
そんなことを思わせるファビーニョの目撃談でした。