時の流れというものを感じることがあります。
エル・ニーニョの愛称で、多くのリバプールファンから愛されつつ、チェルシーへと去って行ったフェルナンド・トーレス。
思えば、フェルナンド・トーレスにとって、リバプール時代が、最も素晴らしい時間だったのだろうと思います。
リバプールを去って以降は、いろいろ苦労もしたであろうフェルナンド・トーレスですが、古巣であるアトレティコ・マドリードへと戻り、プレイを続けてきました。
これはこれで、幸せなフットボーラー人生だったと思います。
そのアトレティコ・マドリードを去ることが既に決まっていたフェルナンド・トーレスにとって、現地時間日曜日に開催されるリーガ・エスパニョーラのエイバル戦は、ファンに別れを告げる最後のチャンスでした。
アトレティコ・マドリードは、ヨーロッパリーグの優勝を決めており、リーガ・エスパニョーラでも2位。
最終戦はホーム・ゲームとあって、フェルナンド・トーレスを起用する環境は整っていたと言えると思います。
大歓声に包まれる中、フェルナンド・トーレスは、先発フル出場を果たしました。
試合は2-2のドローという結果でしたが、アトレティコ・マドリードの2ゴールを決めたのは、フェルナンド・トーレス。
良い思い出になることでしょう。
あのとき、フェルナンド・トーレスがリバプールに留まり、長くプレイをしていたら、もしかしたら違う人生が待っていたかもしれません。
しかし、それも本人の決断であり、過ぎたことですね。
リバプールファンからこよなく愛されたがゆえに、失望も置いていったフェルナンド・トーレス。
まさに、愛憎という言葉が浮かびますが、時は流れ、どれもみな思い出となりました。
これから、フェルナンド・トーレスが、どんな選択をするのか。
まだ、現役を続行する気持ちはあるようだし、私も静かに見守りたいと思います。
まずは、ひとつの区切りですね。
おつかれさまと言いたいと思います。