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ユルゲン・クロップ 「フィルミーノは中盤も出来るストライカー」


大きな期待を担ってリバプールへやって来たロベルト・フィルミーノですが、その真価を発揮するには至っていなかったと思います。

そこには、いくつかの理由が勿論あるはず。

まず、コパ・アメリカに参加していたため、チームへの合流が遅れ、リバプールでのプレシーズンを過ごしていなかった。

また、本来彼が得意とするポジション、あるいは役割を任されていなかったという部分もあるかと思います。

ブンデスリーガ時代からフィルミーノをよく知るクロップは、ドルトムント時代に、獲得を考えたというほどに、フィルミーノを高く評価していたそうで、そのストロング・ポイントも熟知していたのでしょう。

マンチェスター・シティ戦でトップのポジションを任され、自由を与えられたフィルミーノは、まさに躍動していましたね。

クロップは、マンチェスター・シティ戦の前に、フィルミーノに伝えた言葉を明かしています。

「私は彼に言ったよ。君は時にミッドフィールダーも出来るストライカーだ!とね」

「時にストライカーも出来るミッドフィールダーではないんだ」

プレイヤーの資質を見抜き、最も才能を活かせる役割を任せる。
監督としての眼力とでも表現したほうが良いでしょうか。

また、クロップは、こと攻撃に移った際には、プレイヤー達に自由を与えているようです。
これがあったからこそ、ブラジルコンビのイマジネーションも爆発したのかもしれません。

これからのリバプール。
実に、楽しみです。

  • B!