2018-2019シーズンでは、ヨーロッパ・チャンピオンに輝き、躍進を遂げたリバプール。
やはり、そこにはファン・ダイクの存在の大きさがあったことは確かだと思います。
ファン・ダイクの場合、何をやらせてもスペシャルなわけですが、今回はフィード力について、ちょっと触れてみたいと思います。
まず、ファン・ダイクのキック、そのフォームは、あまりにも美しい。
ロングフィードも素晴らしく正確で、最終ラインから一気にゴールチャンスへ持って行くことが出来ますね。
そういったシーンは、何度も目にしてきました。
センターバックの場合、プレスをかけられることはあっても、相手チームからすれば、それを90分間持続することは、非常に困難。
ファン・ダイクの場合には、その一瞬さえあれば、必ずと言っていいほど、フィード力で大きなチャンスを演出することが出来る。
これは、リバプールにとって、大きな武器ですね。
後方からのロングフィードが、あまりにも正確で、ボールの質も良いことから、相手フォワードは気を休める暇がない。
ファン・ダイクは、縦にも蹴れるし、斜めにもいける。
思いっきり対角線にボールを供給することも出来ます。
それを可能にしているのは、ありふれた言葉ですが、やはりキックの基礎がしっかりしているのでしょう。
前述もしましたが、ファン・ダイクのキックフォームは美しく、そこから放たれるボールの軌道は、正確無比。
リバプールの場合には、前線にスピードのあるプレイヤーが揃っていますので、ファン・ダイクのフィードが、より生きてきますね。
あとは、両サイドバックが上がったときに、しっかりそれを活用することも出来る。
視野も広いのでしょう。
思えば、何とも心強いセンターバックです。
センターバックといえば、まず重要なのはディフェンス力ですが、ファン・ダイクの場合には、そちらもトップレベルであり、しかも攻撃の起点になれるという強味、凄味を持っている。
やはり、スペシャルなプレイヤーだと言わざるを得ません。
ファン・ダイクがいることで、パートナーとなるもう一人のセンターバックも生きてくるし、アリソンも安心してプレイができる。
また、前線にいるプレイヤー達も、良い位置へ走れば、ファン・ダイクから絶好のボールが来ることを知っている。
これは、大きなことではないでしょうか。
新シーズンのファン・ダイク。
私は、さらに凄味を増すのではないかと思っています。
あまりにも頼もしい存在です。