今シーズンのリバプールは、面白いように相手を崩し、多くのゴールを決めてきただけに、サウサンプトンから1点も取れなかったことは、プレイヤー達にとってフラストレーションがたまるものだったかもしれません。
ある意味、膠着状態というような試合でした。
しかし、ジョルジニオ・ワイナルドゥムは、試合後のドレッシングルームで、ユルゲン・クロップ監督が、みんなを明るい気持ちにさせてくれたとしています。
「監督の言葉はポジティブだったよ」と語るジニ。
もしかしたら、試合後には肩を落としてドレッシングルームへと引き上げてきたかもしれないリバプールのプレイヤー達。
しかし、ユルゲン・クロップの言葉によって、みんなが前向きになれたのだそうです。
ここでは、エコーが報じているジニのコメント、その一部についてご紹介をしてみたいと思います。
(GW)
監督はポジティブだったよ。
彼は言ったよ。
「君達は、この試合でネガティブになる必要はない。私達には多くの良いことがあった。多くのチャンスを作れていたじゃないか」とね。
セカンドハーフは、相手エリアでプレイをすることが出来た。
彼は、「得点が出来なかっただけだ」と言って、時にはそういう試合もあるし、負けていないのだから悪い結果ではないとも言ってくれたよ。
彼はポジティブな人であり、ポジティブな監督だよ。
それに彼は、ぼく達の試合に満足してくれたんだ。
ぼく達は、上手くプレイできた。
ただ、ゴールをすることだけを忘れていたんだ。
いいプレイをしても、時々こういうこともあるさ。
この試合がそうだったね。
もちろん、ぼく達はがっかりしているよ。
多くのチャンスをつくっていれば、ゴールが出来るものだからね。
特に、セカンドハーフは上手くプレイが出来たし、サウサンプトンを止めることもできていた。
ついていない日だったということだね。
こういう時っていうのはあるものだし、ネガティブには見たくないね。
ぼく達は、よいことも沢山あったし、悪い部分は少しだけだった。
ぼく達が失望しているのは結果だけだ。
沢山のチャンスをつくれていたし、ゴールが出来ない試合ではなかったからね。
ぼくは、沢山の勝利をしているこのチームの一員であることを楽しんでいるよ。
チームは、とってもいいよ。
いつだって、お互いに良いトレーニングをしているしね。
このトレーニングで、向き合うことが、より良いプレイヤーへとしてくれるんだ。
みんなが、このチームの助けになっている。
フットボールでは、一番ゴールを決めたプレイヤーが注目されるけど、ぼく達はチームであり、それぞれの役割があるんだ。
誰もが、みんなに感謝をしているし、助けになろうとしているよ。
みんなが、リスペクトし合っているから、ぼくはそのことが、ぼく達をより良くしていると思っているんだ。
ぼく達は、お互いみんなのために勝ちたいと願っているんだよ。
ユルゲン・クロップからかけてもらった言葉を繰り返すように、かみしめるように語るジニ。
自信を失うことなく、むしろより高いモチベーションで次の試合に臨んでくれることでしょう。
「君達は、下を向く必要はない!」という趣旨の言葉をユルゲン・クロップはドレッシングルームで、プレイヤー達にかけたようです。
監督の言葉、その笑顔は、いまやリバプールのプレイヤー達にとって特効薬になっているのでしょう。