チャンピオンズリーグ準々決勝で、水曜日(日本時間木曜日)にパリ・サンジェルマンと戦うリバプールですが、1日前にはレアル・マドリード対バイエルン戦が行われていました。
試合はアウェイのバイエルンが1-2のスコアで勝利。
この試合で貴重な先制ゴールを決めたのが、誰あろうルイス・ディアスでした。
スティーブン・ジェラードは、ちょうど目の前でルイス・ディアスのゴールシーンを見ていたそうで、リバプールとルイス・ディアスとのことについて話を向けられたジェラードは、TNT Sportsでこう語りました。
ルイス・ディアスがいなくなって寂しいか?
「もちろんだよ!彼がいなくなって寂しい、恋しい存在だ」
かつてアンフィールドでプレーしたルイス・ディアスは、トレント・アレクサンダー=アーノルドの背後へ巧みに抜け出すと、セルジュ・ニャブリからのスルーパスに反応。
ワンタッチで放ったシュートは、アンドリー・ルニンの手を越え、ゴールネットを揺らしました。
さらに、スティービーはこうも言っています。
「この試合では静かだったルイス・ディアスだったが、それでも彼がピッチにいるときは決して油断できない。
走り出しのタイミング、スピード、そしてフィニッシュは見事そのものだ」
この言葉には、単なる賛辞以上の感情が滲んでいるように私には思えます。
実際、ルイス・ディアスは今シーズンのバイエルンで、リバプールのどの選手よりも多くのゴールを記録しているという現実があります。
最も近い数字はウーゴ・エキティケの17ゴールですが、それでも及ばない。
この議論に対してですが、クラブ側の見方もまた興味深いものがあります。
アルネ・スロット監督は、ルイス・ディアスの売却を巡る評価について、前提条件そのものに言及していました。
「我々は望むようにフォワードをローテーションできていない。
アレックス(イサク)が万全であったなら、この話題が出ていたかどうかは分からないね」
つまり、イサクの長期離脱という状況が、ルイス・ディアス不在をより強く感じさせている側面もあるということを述べています。
それでも、クラブの立場は揺らがないものがあり、スロット監督は改めて、ルイス・ディアス売却に後悔はないと強調します。
「ルイス・ディアスは、このクラブの運営の在り方を示す例のひとつだ。
28歳の選手に対してあのようなオファーが届けば、持続可能性を重視するこのクラブは売却を選ぶ」
合理と感情。
クラブの判断と、レジェンドの本音。
どちらが正しいかを断じることは容易ではありません。
ただひとつ確かなのは、サンティアゴ・ベルナベウで決めたあの一撃が、「もし彼がまだリバプールにいたならば」という思いを、多くの人々の胸に呼び起こしたということのように思います。