チェルシーに勝利したリバプール。
チーム全員で勝ち取った勝利だったと思います。
もしかしたら、この試合において、ジョルジニオ・ワイナルドゥムのことは、あまり取り上げられないのかもしれません。
ただ、私はジニが90分間運動量を落とさずに奮闘していた姿に感銘を受けています。
この試合、ファーストハーフは、緊張感のある試合展開となりました。
チェルシーは、ゴール前を堅牢にしており、簡単な試合にはならない予感もしていたところです。
そんなとき、ジニはミドルを狙って行ったりと、チェルシーの陣形を乱すことにチャレンジをしていました。
これは、試合の状況を正しく認識し、打開策をプレイの中で描けているからでありましょう。
決して目立つ存在ではない。
しかし、ジニのスパイスは効いているし、前述しましたが、90分間衰えることのないハードワークぶりは特筆すべきものがありますね。
ある一時期、チアゴ・アルカンタラを取るならば、ジニは放出。
そんな記事を書いているメディアもありました。
実は、それが私には不思議だった。
そもそもジニとチアゴは、プレイスタイルがまったく違うし、共存は十分に可能だと考えていたからです。
いやいや、そうではなくて資金繰りの問題なのだと言われればそれまでですが、リバプールは新戦力としてウルブスからディオゴ・ジョタも獲得しましたからね。
チェルシー戦では、チアゴからジニへというコンビネーションも見られたし、今シーズンもユルゲン・クロップ監督にとってのジニは、貴重なピースとなるはず。
実際、試合途中で中盤の選手を入れ替えるにしても、ジニの場合には、ほとんどフル出場というケースが多い。
これは、ユルゲン・クロップ監督からの信頼が厚い証拠だと私は思います。
チームには、黒子役が出来るプレイヤーが必要だと私は思います。
リバプールであれば、それがジニ。
ユルゲン・クロップ監督が求める強度の高いアグレッシブなフットボールを実現するには欠かせないピースだと思います。