ハッピー・バースデー！　ケビン・キーガン！

ケビン・キーガンは、１９５１年生まれですので、７０歳になりました。
無尽蔵のスタミナで、フィールドを駆け回る姿は、今も脳裏に焼き付いています。
小柄な選手ではありましたが、その分機動力があり、決定力も並外れていた。
また、ケビン・キーガンは、チャンスメイクも出来たし、ドリブル、シュート、パスと、あらゆる面において秀でており、フットボールの神様に愛されていたかのよう。

ケビン・キーガンがリバプールに在籍をしていたのは、１９７１－１９７７の期間で、その間３２３試合に出場し１００ゴールを記録しています。
リバプールでのデビューを果たしたのは、１９７１年８月１４日のこと。
彼の才能に目をつけたのは、カリスマ、ビル・シャンクリーであり、ケビン・キーガンは、その期待に見事に応えてくれました。

まさに、最強！と言ってよかったリバプール。
そのチームでエースを張っていたのですから、どれだけ素晴らしい選手だったかが分かるというものですね。
イングランド代表でもありましたが、ケビン・キーガンの全盛期は、不幸なことにイングランドが低迷していた時期でした。

ヨーロッパのフットボールが進化して行く中、イングランドは頑なに古き良き時代のスタイルを守ろうとしていた。
いわゆるキック＆ゴー！
ハイボールをゴール前に上げてのパワープレイと。

ただ、ケビン・キーガンだけは、そのイングランドにあって現代的なスタイルを具現できるタレントでした。
ケビン・キーガンという絶対的エースを擁しても、イングランドはヨーロッパ予選を通過できなかった。
あの頃のことは、よく憶えています。
たしか、２大会連続でイタリアと予選で同組となり、涙を飲んでいたシーンが蘇ります。

リバプールで大活躍をしたケビン・キーガンは、当時世界最高峰のリーグと呼ばれていたブンデスリーガへと新天地を求めます。
その後、ケニー・ダルグリッシュの時代が訪れるという流れですね。
リバプールの７番。
それが特別な番号になった歴史の始まりでもありました。

今日、この日にあたり、重ねておめでとう！と言いたいし、いつまでもお元気で！と気持ちを伝えたい思いです。
リバプールの１時代を築いたエース。
ケビン・キーガンの功績は、リバプールファンの間で、末永く語り継がれることでしょう。