今日、4月15日は、リバプールにとって重要な日に位置づけられています。
フットボール史に残る悲しい出来事が起こったのは、今から33年前の今日、1989年4月15日のことでした。
これは、『ヒルズボロの悲劇』と呼ばれ、リバプールの関係者は、毎年セレモニーやメッセージで哀悼の意を表し、黙祷を捧げます。
まず、お亡くなりになった方々に、深く哀悼の意を表します。
尊い命が奪われた、まさに悲劇でした。
ヒルズボロの悲劇について、その概要に少しだけ触れてみると、次のような出来事でした。
シェフィールドのヒルズロボスタジアムで開催されるはずだったFAカップ、リバプール対ノッティンガム・フォレストの試合で発生したあまりにも悲しい事故。
ゴール裏のスタンドに収容能力を超える観客が入場し、スタジアムが崩壊するという惨劇に。
リバプール対ノッティンガム・フォレスト戦といえば、当時の看板カードであり、熱狂のほどもうかがえます。
くしくも今年は、両チームがFAカップで試合を行っています。
いくら歳月が流れても、両チームにとって忘れるはずもない出来事でした。
長くリバプールは、『96』の人文字でスタジアムを飾って来ました。
昨年のこと、悲劇に巻き込まれた方が他界をなさっており、今は『97』が描かれます。
ヒルズボロの悲劇をきっかけとして、イングランドはスタジアムの安全性を高めるための対策を打っていくことになります。
お年寄りからお子さんまでが、安心して通えるスタジアムに。
そういった意識を再認識させるきっかけになったと言ってもいいでしょう。
ヒルズボロの悲劇のようなことは、二度と起こしてはならない。
そのためにも、私達は忘れることなく、教訓として、未来へ向けて生かして行く必要がありますね。
ここに重ねて、犠牲になられた方々に哀悼の意を表し、御冥福を祈ります。
YNWA