2018-2019シーズンが開幕する前のこと、私はこの場で、リバプールはジョー・ゴメスをセンターバックとして起用するのではないかという趣旨のことを書かせていただきました。
実際、そのとおりになったわけですが、ジョー・ゴメスは期待を裏切らず、高いパフォーマンスを発揮してくれたし、ファン・ダイクとのパートナーシップも上々だったと思います。
また、ジョー・ゴメスがコンスタントに出場できていた要因のひとつとして、ワールドカップ終了後には、デヤン・ロブレンのコンディションが整わなかったこともあげられます。
現代のセンターバックには、攻撃の起点になることも求められるし、スピードも必要不可欠になってきています。
ファン・ダイクとジョー・ゴメスが組むと、これらのことも満たしていたのは事実ではないでしょうか。
さらにジョー・ゴメスは、フィード力も持っているし、リバプールにとっては、非常に心強い存在になりつつありました。
私は、今もなお、ジョー・ゴメスには期待をしています。
いろいろ良いところを持っていますが、やはりスピードが魅力ですね。
それに、ジョー・ゴメスの場合には、何かあれば、右サイドバックも担当できる。
これは、大きなプラス要素だと思うのです。
ジョー・ゴメスは、まだまだ若いし、センターバックでやって行くとすれば、経験値がものを言うポジションでもあり、今後への期待がふくらみます。
一方、課題もあります。
ジョー・ゴメスは、決して怪我が少ないプレイヤーではない。
これまでも、大きな怪我を経験してきており、本人が一番大変な思いをしてきましたが、リバプールにとっても痛かった。
今のうちにぜひ、怪我に強い体質を構築していってほしいですね。
それが出来たとき、ワンランクもツーランクも高いレベルのプレイヤーになるのではないでしょうか。
2018-2019シーズンの後半は、怪我による長期離脱も経験したジョー・ゴメス。
プレシーズの間に、しっかりとフィジカルを強化し、怪我なく新シーズンを送ってほしいと望みます。
その才能は疑いようがないし、リバプールの未来のためにも、よりブレイクしてほしい逸材です。