プレミアリーグ第33節でのサウサンプトン戦。
マンチェスター・シティと激しい首位争いをしているリバプールにとっては、ドローも許されない状況でした。
しかし、リバプールの中盤が上手く機能していたとは言えず、苦しい展開になることも予想されました。
その重苦しい空気を振り払ったのが、ジョーダン・ヘンダーソンの途中投入だったのではないか。
私は、そう思っています。
いつも、チームのためにハードワークをし、貢献してくれるジョルジニオ・ワイナルドゥム。
今日に限っては、なかなか本来のスキルを発揮することは出来ていませんでした。
ジニの場合は、試合出場数、プレイ時間も多いし、疲労もあったことでしょう。
ユルゲン・クロップ監督が動いたのは59分のこと。
2枚代えでした。
これは、ユルゲン・クロップ監督にしては、早い決断だったと思うし、ジニとトレント・アレクサンダー=アーノルドを下げるという決断には、勇気も必要だったことでしょう。
このジニとトレントの代わりにピッチに入ったのが、ジョーダン・ヘンダーソンとジェイムズ・ミルナー。
言わずもがなですが、リバプールのキャプテンと副キャプテンです。
二人とも、効果的な活躍をしてくれましたね。
この交代により、試合の主導権をリバプールが握ることになります。
中盤も機能し始め、ジェイムズ・ミルナーの攻撃参加も効果的だった。
とりわけ、ヘンドの気迫は、鬼気迫るものがあったように、私には思えます。
その気持ちが報われたように、ヘンド自身が決定的なリバプールの3ゴール目を決めています。
よいランニング、よい詰めでした。
こういうプレイをヘンドがしてくれると、ファビーニョも馴染んで来ているし、ヘンドをアンカーより一列前で起用することも可能となりますね。
いずれにしても、ヘンドがピッチに入ったことで、試合の流れはリバプールへと傾いた。
ヘンドとミリーというベテランをベンチに温存できていたことの効用が顕れた試合でした。
この日のヘンドは、まさにリバプールのキャプテンでしたね。
グッジョブでした!